2011年11月21日月曜日

「ファンタジー、擬人化、幽霊、ミステリー、天使、不死」: ピッチフォーク

ピッチフォーク・メディアの“ベスト・ニュー・ミュージック”でライアン・ドンバル は8.5/10評価:

ブッシュの作る物語には、古典的な直接さに面白い複雑さを加えられています。 このアルバム中の曲には、簡単にまとめられるものが多いですが、 歌い手の表現豊かな声と不思議なアレンジによって、不思議な重層性が生まれています。 そして、この雰囲気。 アルバム全体を通じて、1985年の傑作である愛のかたちのB面の 雰囲気とコンセプト性を思い起こさせるような 心を動かされるような気味の悪さが感じられます。 実際、2011におけるこのアーティストの存在を考えると、 ブッシュ本人以外に価値の基軸となるようなアーティストを見つけることは 難しい。 … 今年あったインタビューで、53歳のブッシュはあまり新しい音楽は聴かないと 語っていたが、このように圧倒的に控えめで微妙な音で雪を歌っているのを 聴くと彼女のいうことも信じられる。 … このアルバムの主題は、無駄かもしれない中でもつながりを求めて努力すること– ブッシュ自身とそのキャラクター、現実と非現実、愛と死との間などのつながりである … 雪のための50の言葉の大部分は真っ白で夢のような不信の状態を語っているが、 ブッシュが自分の力の全てで影のような幻を現実のように表現している ことは特筆しておくべきである。 彼女の音楽は、このアルバムも含め、大切に守られた子供の場所のようなところに 連れて行ってくれるようです – それは純粋なだけでなく想像を働かせる余地があり、年をとるということがない場所です … しかし雪は単純な時代に戻っているだけではありません。 結末、喪失、大人の静けさに満ちています。 ファンタジー以上のものです。

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