2018年3月14日水曜日

ケイトとの共演で有名な伝説のパイププレイヤー リアム・オフリンが逝去

Liam O'Flynn

大変残念な知らせがありました。 伝説のアイリッシュパイプの演奏者であり、プランクシティの設立メンバーである リアム・オフリンが72歳で亡くなったということです。 パイプの名手として著名だったのはもちろん、アイルランドの伝統音楽を 世界に伝えた人でもありました。 アイリッシュミュージックへの貢献は絶大ですし、 ケイトの曲、夜舞うつばめ、ジグ・オブ・ライフ、こんにちは地球 での演奏は 忘れられません。 リアムさんは闘病中でした。ご家族と友人の方々には心から哀悼の意を表します。

ケイト・ブッシュ・エンサイクロペディアのサイトより: 「リアム・オフリンは、キルデア州のキルで1945年4月15日に、 リアム・オフォインとして生を受けた。 父は教師でありフィドルの演奏者でもあった。 母はクレアの音楽家家族出身で、ピアノの演奏や教師をしていました。 オフリンは幼少のころから音楽の才能を示し、 トム・アームストロングの影響で興味を持ったアイリッシュパイプの 演奏を始めるようになった。 11才のころから、レオ・ロウサムのレッスンに通っており、 ウイリー・クランシーやシーマス・エニスにも教えを受けている。 1960年代には才能を認められ、ウラクスタル音楽祭やフラー・キョールで 受賞している。

1972年に、ドナル・ラニー、アンディー・アーヴァイン、クリスティ・ムーアと プランクシティという名のアイリッシュバンドを結成し、 メンバー交代を経てもこのバンドに在籍を続けていた。 1960年代にショーン・オリアダやチーフタンズが伝統的なアイリッシュミュージックを アンサンブルで換骨奪胎したのを受け、 プランクシティーはそれを継承した上でさらに推し進めた。 オフリンのパイプの妙技の貢献もあって、 アコースティックな音楽に迫力と躍動感が増した。

Liam O'Flynn

1983年にプランクシティが解散し、オフリンはセッションミュージシャンとしての 活動を開始し、エヴァリーブラザーズ、エンヤ、ケイト・ブッシュ、ナイジェル・ケネディー、 リタ・コノリー、マーク・ノップラーといった著名ミュージシャンと 共演をしている。 彼は、ケイトの夜舞うつばめ(ティンホイッスルも演奏)、ジグ・オブ・ライフ、 こんにちは地球でアイリッシュパイプを演奏している。 映画音楽も手掛けていて、海賊船(1979)、リバー・ランズ・スルー・イット(1992) に参加している。 さらなる冒険としては、前衛音楽家のジョン・ケイジと共演していますし、 ネオロマンティックの作曲家であるショーン・デイヴィーのアルバム「グラニュエイユ」や 「ブレンダン・ヴォヤージ」での共演は自然な流れであった。

プランクシティの直系に当たるのがボシーバンドで、そのメンバーの一人 マット・モリーは のちにチーフタンズに加わったが、 チーフタンズのフィドラーであるショーン・ケアンとオフリンのアルバム「パイパーズ・コール」でも 共演している。この作品は1999年のプロムスにあたりロイヤルアルバートホールで演奏された。 さらにシーマス・ヒーニーとは詩の朗読と音楽の融合で共演している。」

Planxty performing in the 1970s (L-R) Donal Lunny, Liam O'Flynn, Andy Irvine and Christy Moore.

1970年代のライブでのプランクシティ (左から) ドナル・ラニー、リアム・オフリン、アンディー・アーヴァイン、クリスティ・ムーア

アイルランド芸術協会の首席、シェイラ・プラッシュケの今日のコメント: 「リアム・オフリンは自身のレコード、ほかのミュージシャンへのサポート、 伝統的なアイリッシュミュージックの伝統を先の世代に伝える伝道師としての貢献で、 偉大な貢献を残しました。」

ケイト・ブッシュの曲の中でも特に印象的な演奏である夜舞うつばめと、 プランクシティの楽しい曲 クイーン・オブ・ラッシズ でのリアムさんの演奏をお楽しみください。 をお聴きください。


2018年3月1日木曜日

デル・パーマーが10月にアイルランドでケイト・ブッシュ・ソングブックのツアーに参加!

Kate Bush Song Book Irish Tour

デル・パーマーとクラウドバスティングの人たちから、さらにわくわくするニュースが 届きました。 いただいたアナウンスです:

「クラウドバスティングのマンディーとマイケルは近く、 世界中でも最大級に美しい国で、 世界最高のベースプレイヤーとともに素晴らしい音楽を演奏する ツアーを体験することになります。

ケイトのベースプレイヤーでありスタジオエンジニアも務めた デル・パーマーが、この10月にアイルランドでの ケイト・ブッシュ・ソングブックのライブに参加します。 オール・ザ・ラヴ、センシャル・ワールド、カシュカの館などの曲の ベースラインを紡いだまさにその人が、 同じ曲をマンディーのボーカル、マイケルのピアノとともにライブで演奏します。 多くは全くのライブ初演となります。

デルさん本人からのコメント:

ケイトのデビュー40周年を記念して、 マンディーさんマイケルさんとともに少しマイナーな曲を演奏します。 私の尊敬するプレイヤーや仲間がベースの演奏をつけた曲たちです。 スタジオで複雑なアレンジを作るためにがんばった曲もありますが、 このシンプルで小規模な編成でもいい感じでできるんです。

ケイト・ブッシュ・ソングブックは、 フルのバンドでは通常演奏しないような種類の曲を再発見するチャンスです。 ケイトがピアノに向かって曲を作ったときに考えていたかもしれないアレンジを 再現するようでもあります。 デルさんの参加で、今まで皆に愛されてきた曲についても何か新しいものが発見できるかもしれません。」

日程:

KilkennyThe Set Theatre – Wednesday 17th
Limerick – Dolans – Friday 19th [Tickets]
GalwayMonroe’s Live – Saturday 20th
Dublin – The Sugar Club – Wednesday 24th [Tickets]
BelfastThe Belfast Empire – Thursday 25th
Cardiff – Acapela – Saturday 27th [Tickets]

情報のアップデートはクラウドバスティングのサイトで。