2011年11月18日金曜日

「圧倒的な個性と厳粛な音の世界」: クワイエタス

クワイエタスのジョー・ケネディーは、音の世界に浸っています:

雪のための50の言葉では、ブッシュは冬景色を印象派的に 表現することに専念しています。 このような仕事をもっと早い時期にやっていなかったのは、むしろ意外とも思えます。 … いつものブッシュのように日常の心配を忘れさせ、ロマンティックで内面的な 風景を描き出すさまは、いつも窓から吹雪の世界を眺めている人が作っている のではないかと思わせるところがありました。 思うに、これは彼女のテリトリーなのでしょう … いままでの作品は重層的で人を圧倒するようなものが多かったのですが、 雪のための50の言葉では、音の間が印象的です。 多くの曲は声とピアノの響きを中心に構成されていますが、 時に激しい上昇気流にあったようにペースを買えてメロディーをかなでたりもします。 … アレンジや演奏はとても丁寧で、無関心を装っていても この作品の素晴らしさは無視できないでしょう。 これほど力強く特定の気候を思わせてくれるレコードは なかなかありません…