2023年4月21日金曜日

ストレンジャー・シングスのケイトのシーンがBAFTAにノミネート

英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)は、初回となるP&O Cruises Memorable Moment Awardノミネートを発表しました。「英国でのテレビの影響と、娯楽と情報を提供して国を1つにする力をたたえ、家庭の視聴者を魅了した2022年のハイライトを振り返ってみましょう」。ケイトの「神秘の丘」をフィーチャーしたストレンジャー・シングスの重要なシーンもノミネートされていて、この曲はケイトのキャリアの中で最も大規模な世界的ヒットとなっています。

6つの候補は次のとおりです。

  • デリー・ガールズ Channel 4 ーフィナーレで、北アイルランドの人々が平和を喜んでいる姿
  • ハートストッパー ネットフリックス ーニックとチャーリーのファーストキス
  • プラチナジュビリー:パレスでのパーティー BBC One ーパディントンと女王とが出会う
  • ストレンジャー・シングス ネットフリックス ー ルーカス、ダスティン、スティーブが、お気に入りの曲であるケイト・ブッシュの神秘の丘を流して、悪魔のヴェクナからマックスを救出
  • リアル・モー・ファラー BBC One ーイギリスに不法に人身売買されたことを明かしたモー・ファラー卿
  • 裏切り者 BBC One ー最終のラウンドテーブル

一般の人々は、bafta.org/momentからオンラインでP&O Cruises Memorable Momentに投票することができます。投票は2023年5月2日の正午に終了し、受賞者は2023年5月14日にBBC OneとiPlayerの「BAFTA Television Awards with P&O Cruises」で19時から発表されます。

2023年4月19日水曜日

アイヴァー・ノヴェロ賞にケイトがノミネート

ケイトの神秘の丘は、今年のアイヴァー・ノヴェロ賞の「Most Performed Song」の最終候補に選ばれました。BBCが報じたように、この曲はハリー・スタイルズの「As It Was」、グラス・アニマルズの「Heat Waves」、エド・シーランの「Bad Habits」と「Shivers」の2曲など、最新のヒット曲に対抗してヒットしました。この賞は、昨年、テレビやラジオ、コンサートやDJセットで最も頻繁に演奏された曲を表彰するものです。ウェールズのエンターテイナーであるアイヴァー・ノヴェロにちなんで名付けられたこの賞は、5月18日(木)にロンドンでの授賞式で手渡されます。

「神秘の丘」は1986年のアイヴァー・ノヴェロ賞でベスト・コンテンポラリー・ソングにノミネートされましたが、ティナ・ターナーの「We Don't Need Another Hero」に敗れています。ケイトは以前に2つのアイヴァー・ノヴェロ賞を獲得しています。1979年の「少年の瞳を持った男」ではベスト作詞賞、1987年のピーター・ガブリエルとのデュエット「ドント・ギブ・アップ」ではベストソング賞を獲っています。2002年、ケイトはアイヴァースからIvorsから英国音楽への顕著な貢献に対して受賞しました。2020年9月、ケイトはアイヴァース・アカデミーのフェローになり、音楽業界の中で多大な称賛を受けました。この賞が授与できる最高の栄誉です。

2023年4月13日木曜日

「透明人間になる方法」のペーパーバック版が発売に

ケイトの詩集「透明人間になる方法」は、先週新しいペーパーバック版が出版され、イギリスとアイルランドの書店で入手可能になりました。また、1月に限定の販売店から予約注文した人には、非常に限られた数のサイン入りの本が発送されています。出版社のフェイバーは、「ケイト・ブッシュの『透明人間になる方法』のペーパーバックが今週のサンデー・タイムズのベストセラートップ10にランクインしたことを嬉しく思います」と発表しています

このペーパーバック版には新しくケイトの紹介文が追加になっています。ケイトの友人で共同制作者のデイヴィッド・ミッチェルが書いた2018年のオリジナルのハードカバー版の序文に代えて、ケイトが書いているのは、非常に個人的な5ページの文章で、自分が書いた歌詞が本人にとってどんな意味を持つか、小さい頃に父がピアノを弾いている下で腹ばいになって演奏を聴いていたこと、それが、ピアノという特別な楽器と曲作りの深い関係につながっていったことなどです。「本当に若いころは、たくさん曲を書きました」。本当に読みごたえのある文章で、これだけでも購入する価値があります。

サンデー・タイムズ・ベストセラー 2023年4月16日

たくさんのファンが歌詞を新しい目で読んでいるというのは、彼女が望んでいたことでもあり、素晴らしいことです。ケイトは、クラウドバスティング、バルトロッツィ夫人、スノーフレイクなどの曲の歌詞を作ったプロセスについても書いていて、作家のアラン・ガーナー、歌手フランク・シナトラ、トリオ・ブルガルカ、キング・クリムゾンから言葉の使い方について影響を受けていると書いています。非常に初期の作品「少年の瞳を持った男」のルーツも明らかにしています。その謎の男はには最近再会したそうですが、ティーンエイジャーのころに彼女が「夢中になって恋していた」対象が自分だと知らなかったということです。

発表されているように、ごく一部の本には、ケイトのサインがあるページに見えないインクのメッセージが書き込まれていて、紫外光を当てたときだけ見えるようになっています。ケイトからの秘密のメッセージには、「Boo !」、「Now、You’ve Read Between the Lines」、「Can’t see the words for the trees?」、「Now you don't , now you see Me !」などがあります。まさに特別版の本ですね。

2023年4月8日土曜日

RIP ギタリスト イアン・ベアンソン

本日は、スコットランドの素晴らしいギタリスト、イアン・ベアンソンが認知症との長い闘いの末に亡くなったという知らせがあり、本当に悲しい思いです。このニュースは、奥さんのレイラさんのFacebookページへの投稿で確認されました。彼はケイトの最初の2枚のアルバムの多くの曲でギターを弾き、また「恋って何?」ではバックボーカルを努め、「生命のふるさと」ではビール瓶の演奏もしています。後にはディーリアスのバスの声を録音し、アルバム「ドリーミング」の「リーヴ・イット・オープン」でのギター演奏までつながります。最もファンに知られているのは、ケイトのヒットシングル「嵐が丘」を締めくくる象徴的なギターソロでしょう。こうした曲での素晴らしい演奏は、永遠に私たちの心の中に残ることでしょう。

イアン・ベアンソン

もともとはセッションギタリストで、1973年に元ベイ・シティ・ローラーズのミュージシャン、デヴィッド・ペイトンやビリー・ライアルとバンドパイロットに加入し、ヒットシングル「マジック」ではハーモニー・ギターのパートを担当しました。アラン・パーソンズ・プロジェクトの中核メンバーの一人としての活動が最も有名でしょう。輝かしいキャリアには100枚以上のアルバムと膨大な数のライブでの仕事もありますが、共演者にはアル・スチュワート、ジョー・コッカー、ジョン・アンダーソン、クリス・デバー、ミック・フリートウッド、ニール・ダイアモンド、、スティング、エリック・クラプトン、ビバリー・クレイブンなどのアーティストがいます。

本日は、奥様、ご家族、ご友人やご縁の方々に私たちの気持ちを届け、哀悼の意を表したいと思います。