
愛のかたちの40周年を記念するために、9月は毎日1つずつタイムカプセルを作ります。この偉大な作品に関連した人、出来事、モノを、1985年から現在までいろいろ集めます。

愛のかたち ― 今日の人

「ジュリアン・メンデルソーン、特にハイドン・ベンドールとブライアン・テンチに感謝します。このプロジェクトで多大な活躍をしていただきました」(ケイト、1985)デルやブライアン・テンチに並んで、愛のかたちを支えた強力なエンジニアリングチームで大きな位置を占めたのはハイドン・ベンドールでした。ハイドンはアビー・ロードのエンジニアとしてアルバム「ドリーミング」を担当し、その後「センシュアル・ワールド」と「レッド・シューズ」のアルバムでもケイトと一緒に仕事をすることになりました。
ケイトは、愛のかたちの長期にわたったアルバムセッションでハイドンと一緒に仕事をしたことについて次のように語っています。「大部分が完了した時点で、ハイドン・ベンドールに連絡を取り(彼も前のアルバム「ドリーミング」に参加していました)、エンジニアリング作業のためにやってきました。ハイドンはとても優しくて素敵な人で、古くからの友人です。再びリラックスした雰囲気になり、ハイドンが仕上げに取り掛かりました。バウンスが必要な声がたくさんありました(たとえば、4トラックのボーカルを録って、その4トラックを別の2トラックに移します。それからオリジナルの4トラックを消去して、録音できる領域を確保し、ミックスでボーカルを扱いやすくします。)

また、フェアライトをいくつか追加で入れましたが、オリジナルのデモののフェアライトも、品質が十分だったのでほとんど残しました。ハイドンはフェアライトとそれによる作業を見て、とてもワクワクしているようでした。フェアライトのアレンジを作るのにはとても時間がかかるので、それは私にとっては良いことでした。ハイドンはとても忍耐強く楽しそうにしてくれて、それは私にとってその状況で必要なことでした」
その輝かしい経歴では、ペット・ショップ・ボーイズ、エブリシング・バット・ザ・ガール、パット・メセニー、クリス・ボッティ、レオナ・ルイス、プリースツ、XTC、ボニー・タイラー、ティナ・ターナー、マッシブ・アタック、ケイティ・メルアと仕事しています。アビー・ロード・スタジオで10年間チーフエンジニアを務めた後、1991年に退社し、独立したプロデューサー/エンジニアとなりました。
「ケイトとの仕事は本当に素晴らしいものでした。一緒に仕事をしていた時が懐かしいです。スタジオをクリエイティブなツールとして使うことについて私に多くのことを教えてくれました。ケイトほどはっきりとした目標を持っているアーティストと仕事をしたことはありません。」 –ハイドン・ベンドール
ロイ・ハーパーのアルバムでケイトと仕事をしたことが、愛のかたちへの参加にどのようにつながったかを語っている、短いながら素敵なハイドンのクリップを紹介します。
愛のかたち ― 今日のできごと

タイムカプセルにはもう一回神秘の丘のTVパフォーマンスを入れる余裕があるはずです。フランスのTF1チャンネルの番組Le Jeu de la veriteで放送されたものです。
ここでは、デル・パーマー、パディ・ブッシュ(バラライカを演奏)、ケヴィン・マカレア、ユース(マーティン・グローバー)、弟スチュアートの代わりにリンゼイ・エリオット(階段の上)が、とてもテレビ的な階段のセットでケイトと一緒に出演しているのが見えます。3:39あたりのデル・パーマーの素敵なクローズアップは、本当に曲に没頭しています。

愛のかたち –今日の作品
(katebushcollectables.comのご協力でお届けします)

確かにこれは少し平凡なものですが、大空のメテオロジカル・ミックスをターンテーブルで大音量で響かせたいのなら、これは素敵なサウンドのカットです。1986年にリリースされたこの大空のUK 12インチプロモは、一般的な黒いスリーブでリリースされ、A面にはクリーム色のラベル、B面にはプレーンな白いラベルが付いていました。「Meteorogical」というスペルミスがあります。トラックリスト:
A大空(メテオロジカル・ミックス)7:49
B1ノット・ディス・タイム 3:40
B2朝もやの中で 2:33
愛のかたち ― 今日のトリビア

大空と言えば、ケイトの2014年のビフォー・ザ・ドーンのライブでももう少しで演奏されるところであったのをご存知でしたか?2016年のスーパーデラックスエディションのインタビューで、ケイトのギタリストであるデビッド・ローズは次のように述べています。「…その他にやってみたのは、何があったでしょう。『大空』は、トライしてみましたね。バンド全体でやってみたのは、1回か2回だったと思います。そして、ケイトはアンコールのつもりだったようで、ちょっとした混乱になりました。バーティーも私もクラウドバスティングの方が良いと思っていたので、それを推しました」もし「大空」が含まれていれば、「母親」が愛のかたちの曲の中で唯一演奏されなかった曲になっていました。
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