
愛のかたちの40周年を記念するために、9月は毎日1つずつタイムカプセルを作ります。この偉大な作品に関連した人、出来事、モノを、1985年から現在までいろいろ集めます。

愛のかたち ― 今日の人

ケイトのアルバムジャケットの文字を詳しく見ていると、ちょっとした興味を惹くミステリーがいくつか見つかります。ドリーミングのアルバムの謝辞の「Dan-Dan the Sushi man」は誰か?「マダム・マリア・ナンキー」は本当にケイトが使っていたペンネームだったのか?いずれにせよ、ナンキーの「プア・オールド・フリー」はケイトが気に入っていた自分の曲のカバーでしたが、次にニコラス・ウェイドに会うときには聞いてみないといけません。魔物語の謝辞の「John, John, John, Jon, Jon」は、実際にはそれぞれ誰なのか?ということで、俳優でコメディアンのロビー・コルトレーンの名前が、「愛のかたち」のスリーブノートに書いてあったのを、最初に見つけたときには、頭をかきむしったものです。

そして、謎が解けました。魔女の冒頭で、ケイトが演ずる船で遭難した女性を眠りから目覚めさせようとする最初の声の中に、ロビーの独特なスコットランドアクセントの声(「You Must Wake Up !」)が聞こえるのです。ケイトは長年にわたり、イギリスのコメディシーンの多くの著名人と親交を温め、仕事をしてきました。ロビーは1990年のコミック・ストリップ・プレゼンツの映画「G.L.C.」では、ケイトの曲「ケン」の主人公であるチャーリー・ブロンソン/ケン・リビングストンの役を演じています。そして2011年には、再録音されたディーパー・アンダースタンディングの公式ミュージックビデオで、コンピュータの不吉な影響にどうすることもできず取り憑かれた男として主演したのが印象に残っています。もちろん、世界中の何億人の人々にとっては、彼はハリー・ポッターの映画で愛すべき巨大なハグリッドとして知られており、BAFTAを受賞した英国のテレビシリーズ「クラッカー」にも出演していました。

ロビーは悲しいことに2022年10月に亡くなりましたが、ケイトは公式サイトで友人であるロビーについて投稿しています:「ロビーさんの悲報を知り、本当にびっくりしています。
何年か前に作ったビデオで主演をしてくれたことに本当に感謝しています」彼が仕事をしているのを見たり、深い知性や素朴なウィットに触れていると、信じられないほどエキサイティングでした。とても楽しい人でした。本当に寂しくなります。私は彼のあふれる才能と精神の寛大さをとても尊敬していました。私達は大きな宝物を1つ失いました…」
愛のかたち ― 今日のできごと

アルバム「愛のかたち」に収録されているケイトの代表的なヒットシングル「神秘の丘」が世界的な現象となった10年前、この曲は、美しく更新された形で2012年のロンドンオリンピックの閉会式見ていた何億人もの人々に届けられました。ケイトの新しいボーカルをフィーチャーしており、12インチミックスの要素を取り入れた2012年のリミックスは、閉会式での選手入場後の重要なセクションで、オリンピックの各イベントを表すブロックからピラミッドが建設される間に披露され、それに続いてオリンピック競技場の中央でマラソンのメダルが授与されました。イギリス音楽の交響曲という名前もついているこのイベントは、2012年8月12日にロンドンオリンピックスタジアムで行われました。
イベントデザイナーのエス・デヴリンによると、ケイトはイベントのために何かを撮影していて、スタジアムで上映される予定でしたが、おそらく時間の制約から最終的には捨ててしまったようです。新録音のボーカルで、何億人もの視聴者に向けて届けられた、ケイトの新しいリミックスを聴いたのは、とてもぐっとくる感じでした。ケイトは公式サイトにこのことについて簡単なメモを投稿しています。「こんにちは、オリンピック閉会式で『神秘の丘』のリミックスを楽しんでいただけたでしょうか。本当に素晴らしいショーでした」この曲はデジタルシングルとして発売され(RUTHの写真ジャケット入りのCDプロモーション・コピーも印刷されました)、翌週イギリスのチャートで6位にランクインしました。もちろん当時は、前年度のディレクターズ・カットのように、このような曲をより成熟した声で歌い直すことがきっかけとなり、2014年に初期の曲などさまざまな曲をステージ上で歌うことになるとは、知る由もありませんでした。ありがとうオリンピック!
愛のかたち ― 今日の作品
(katebushcollectables.comのご協力でお届けします)
一般的な白い紙のインナースリーブが入ったカードスリーブでリリースされたこの小さな宝石は、ケイトのシングルCDとして世界で初めてリリースされた一般販売用またはプロモーションのCDでした。この1986年のクラウドバスティングの米国プロモCDシングルは、「ホール・ストーリー」のコンピレーション・アルバムを宣伝するために制作されました。少年の瞳を持った男やサット・イン・ユア・ラップが収録されているのは、そのためです。もちろん、彼女のお兄さんのジョン・カーダー・ブッシュが撮影したクラウドバスター上のケイトの象徴的な写真をフィーチャーしています。熱心なケイトマニアなら、4曲目のクラウドバスティングミックスが、正しいオルガノン・ミックスではなく、誤ってメテオロジカル・ミックス」(実際には大空のリミックスの名前)と記載されていることに気づくでしょう。夜は寝るようにします。

愛のかたち ― 今日のトリビア
ケイトのアルバム「愛のかたち」のジャケットに写っている2匹の犬の名前は、ケイトの両親が飼っていた2匹のワイマラナーで、名前はボニーとクライドです。インタビューでケイトはこう言っています:「2匹の犬は私たちの友達です。写真を撮った兄のジョンは2匹を扱うのに苦労していました。兄は非常に強い言葉を使って手なづけていました。そしてそれは本当に忍耐の問題でした。なぜかというと、私たちがシーン全体をセットアップして、犬が入ってくるのですが、私の上とかあちこちを歩き回って、5分で完全に台無しになってしまうので、そうするともう一度やりなおさないといけないのです。最終的には、大人しくなってくれて、ちょっと眠りにつくところまで行きました」そしてもちろん、2匹の犬はアルバムのスリーブノートで感謝の言葉を受けています。「ボニー&クライドに大きなワン!」
