2013年1月1日火曜日

ベック・サイアンの最新アルバム、イェ・オールド・サイレント・イン と2013年の新プロジェクト

ベックはケイトの姪で、才気あふれたシンガーソングライターです。 2012年10月にリリースされた最新アルバムイェ・オールド・サイレント・インについて 彼女は、こう言っています: 「夜にの荒地、亡霊、幽霊階段、追いはぎなど、ハワースの近くのスタンバリーというところの オールド・サイレント・インをめぐる 怪談や風景にイマジネーションを得た作品です。」

以下の曲が収められています: Wycoller Hall, The Black Silk Handkerchief, The Moon on the 13th, Ye Olde Silent Inn, Down in Yon Forest, The Dark Stairs, The Moors, Lady of the Wind, Molly Malone, The Old Clock on the Stairs, Her Soul to a Highwayman, Top Withens, Tales of a Wayside Inn, The Mirror in the Deserted Hall

このアルバムは、冬の夕暮れ時にろうそくのゆらめく灯りで、だれかと一緒に聞いてください。

ベック自身が書いた曲についてのコメントを紹介しておきます:

The Black Silk Handkerchief: 昔、アメリカのケルティックの歌手のコニー・ドーバーという人のCDに 入っていた‘The Holland Handkerchief’というトラディショナルの アイリッシュの歌が大好きでした。 その時からずっと、いつか私流のこんな曲を歌わないといけないと思っていました。 素敵な物語のある曲です。

Ye Olde Silent Inn: ここ何年か、何回かハワースやスタンバリーで歌う機会をもらったのはうれしいことでした。 最近2年は、スタンバり―のワザリング・ハイツ・インで行われる フォーク・アット・ワザリング・ハイツ主催のフォークナイトで演奏しましたが、 オールド・サイレント・インに泊まりました。 幽霊が出てくるような本当の現象についての本を読むのが大好きで、 オールド・サイレント・インに泊まるずっと前に、そこにデル幽霊のことは 全部読んでいたんですが、そこが大好きなんです。 名前がいいし、場所もストーリーも素敵です。 この宿にインスパイアされて、曲を書きました。 そして、オールド・サイレント・インをめぐる物語や近くの場所を題材に して、フルCD1枚にまで仕上がったんです。

Top Withens: どういえば良いでしょう? ハワースの近くのトップ・ウィゼンズへの荒れ野を歩いたことがないのなら、 ぜひ歩いてみてください。 一度歩いてみたら私のCDがよく分かるようになると思います。 少なくともネットでその風景を眺めてみて、吹き荒れる風をイメージしてみてください。 この曲はそんな風や風の神様、 そしてあのトップ・ウィゼンズの農家の廃墟に捧げようと作りました。 この曲で私の声は、あのいたずらで容赦のない風に成りきろうとしています。

The Mirror in the Deserted Hall: 演奏はクリス・ギルの作で、これまでに聴いたこともないほど 心に残る雰囲気のある音楽ですが、 ワイカラー・ホールの2階の部屋で座っているイメージで歌っています。 想像の世界ではまだ2階の床板があって、ひび割れた古い鏡が壁に掛かっているんです。 (このエリアにあるもう一つの幽霊が出そうな雰囲気のある建物、 イースト・リドルスドン・ホールでもいいかもしれません。) 埃っぽい屋根裏に1人でいるのですが、 子供が笑う声や、見えない手がおもちゃを動かしている様子や、 古い木馬がゆらゆらと揺れたりするのが良く分かります。 乳母の幽霊が、全てを消してしまった火事から 何年もの歳月が経ったことにも気付かず、 子供を探して飛び回ったりもします。

イェ・オールド・サイレント・インのCDはこちらの リンクからお買い求めいただけます。 また、こちらでは1曲ずつでもフル・アルバムでもダウンロードができます。

2013年はベックにとって忙しい年になりそうです: 「2013年にはCDを2枚リリースする予定です!! どちらも、 いままでのCDよりは少し短めの作品で、しっかりしたテーマとコンセプトがあります。 1つは冬をテーマにした曲集で、 もう1つはダークな曲を集めたもので、 私が好きなメタルバラードとかゴシック風のテーマや音を実験的にやってみようと 思っています。 どちらのプロジェクトもとっても楽しみで、 スティーブ・パーマー(「イェ・オールド・サイレント・イン」のエンジニアと共同プロデュースを担当) や友達のクリス・ギルとまた仕事をするのが楽しみです。 スティーブ・パーマーとクリス・ギルのプロジェクトで歌うのも楽しみです。」


ベックの前作は、2009年のLuminous Wings and Unseen Thingsでした。幽霊の出る庭をテーマにした16曲が収められています: Lavender’s Blue, In the Greenery, The Garden Seat, I Just Am, Siuil a Ruin, Down by the Salley Gardens, In a Secret Garden, Bushes & Briars, Old Mr. Crow, Tall, Waving Delphiniums in Storm-light, Thornfield, The Topiary Garden, She Moved Through the Faire, Weep Ye No More, Sad Fountains, ボーナストラックのMoss (Live), Thornfield (Acoustic)

 


2006年のUnfurlingは 幽霊の出る森の光と影をテーマにした16曲が収められ、 ベックのケルティック・ハープ、スタックス・ザ・ディッジマンのディジリドゥ、 ポール・ストラハンのキーボード、パイター・ハートのフィドル、 ベックの父デビッドのバルロアラーがフィーチャーされています: Dungarvan, Unfurling, Moss, Tangled In Green, Shadow of a Dream, Greensleeves, Messages In Dreams, Under Thunderous Skies, The Blacksmith, Sherbrooke Forest, The Night Will Never Stay, The Foggy Dew, Mountain Ash, and Bonus Tracks Strahany’s ‘Black’ Mix, Ethereal, Dream Beneath Trees

ここに紹介したアルバムはiTunesかベックのサイト で購入できます。

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