2021年7月26日月曜日

ビル・スミス・スタジオの新作本にケイト

アントネロさんから知らせがありました: 「ケイトのレコードジャケットを表紙にフィーチャーした美しい本が発売されました。 この本は『カバー・ストーリーズ』という タイトルで、ビル・スミス・スタジオが 制作したレコードジャケットの写真が何百点も収められています。 本当に美しい本です。印刷もきれいでおすすめです。」 ありがとうございました!

この本は12インチ四方の正方形で、ビル・スミス・スタジオが制作した アルバムの写真が制作エピソードとともに収められています。 ビル・スミス・スタジオは50年にもわたって200を超えるバンドやアーティストと組んで アルバムやシングルのジャケット、CDのカバーを何百枚も制作してきました。 このデザイン事務所は1985年から1990年にかけてケイトのアルバムやシングルを制作しましたが、 シングルでは神秘の丘、クラウドバスティング、愛のかたち、大空、エクスペリメントIV、 センシュアル・ワールド、ディス・ウーマンズ・ワーク、ラブ・アンド・アンガーがあります。 アルバムでは、愛のかたち、ホールストーリー、センシュアル・ワールド、 そして1990のディス・ウーマンズ・ワークのボックス・セットがあります。 この本の注文はこちらから出来ます。

ある日の午後EMIマーケティングのスティーブ・デイヴィスから電話があって、 愛のかたちというケイト・ブッシュの次作の仕事をしたいかと聞かれました。 たしか'85年の4月か5月だったと思いますが、もう電話を受けてからずっとフル稼働でした。 コンセプトを決めるのにケイトとEMIとの会議も何回かありました。 あのプロジェクトには他のどんな仕事よりたくさんビジュアルの試作をしたと思います。 マックなんか無かったからぜんぶ手作業で、カラー写真の上に文字なんかを転写シートで 載せてました。 ケイトとの仕事はとっても楽しくて、彼女はどのプロジェクトでも全体像があらかじめ 見えていたようでした。 写真もたいていは事前に用意されていて、レイアウトや文字の字体を打ち合わせたあとは 私達に任せてもらえました。

ビル・スミス 2021

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