2023年1月11日水曜日

ジェフ・ベック 1944-2023

1月12日(木)の更新:ケイトが公式サイトでジェフ・ベックへの献辞を書いています。

ニュースを聞いて心が痛みます。ジェフは本当にかけがえのない人でした、とても素敵で面白く、信じられないほど愛すべき人でした。
そして世界で史上最高のギタリストの一人でもあります。私たちは最も輝かしい星を一つ失い、天にはヒーローが一人増えました。
ケイト

ヤードバーズで演奏し、ジェフ・ベック・グループを率いた著名なギタリストであるジェフ・ベックが、78歳で亡くなりました。ジェフは、1993年のアルバム「レッド・シューズ」に収録されたケイトの曲ユア・ザ・ワンでギターを弾いています。ケイトは当時ファンクラブ誌で次のように書いていました:「この曲のジェフ・ベックのギターは素敵です。トリオ・ブルガルカの大ファンで、この曲で彼女たちのメロディーと共演するのをとても喜んでくれました。曲の中にゆっくりと入っていってだんだんと存在感を感じさせてから、最後にガツンとソロを取るというアイデアでした。このアルバムに参加してくれた方々とは、一緒に仕事ができて本当に光栄でした…」

1993年のサウンド・オン・サウンド誌のデル・パーマーとのインタビューでは、このセッションで使った技術のことを話しています:ユア・ザ・ワンでジェフは例の有名なストラトを演奏していますが、コンソールの下に小さなアンプを置いて、横に8センチほど離れたところから向けたU87で音を拾ったということです。デルはこう語っています。「私はコンソールに座っていましたが、ケイトは私の右側にいて、ジェフは1メートルぐらい後ろに座っていました。彼女はジェフと会話しながら、デッキを操作したりラックを調整するために立ち上がることもできました」ケイトは、ジェフ・ベックのバンドの元メンバーだったマックス・ミドルトンとも、アルバム「魔物語」で共演していました。

「孤高のギタリスト(Hot Wired Guitar)」というタイトルのジェフ・ベックの伝記によると、ベックがこのセッション用に選んだギターを見てケイトは驚いたようで、サーフ・グリーンのストラトを見て恐怖に陥ったという。ジェフが言うには、「ケイトにとっては見たこともないほどセンスのないギターだったみたいで、ほとんど吐きそうだったらしいよ」。BBCのマーク・サベージは、ジェフの影響力の大きさをこのように言っています:「彼の音色、存在感、そして何よりもあのボリュームは、1960年代のギター音楽を新しいものに作り変えてしまい、ヘビーメタル、ジャズロック、さらにはパンクなどのムーブメントにも影響を与えました」。今晩は、故ジェフ・ベックの家族、友人、ファンの皆様に心より哀悼の意を捧げます。

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