2013年3月26日火曜日

ベック・サイアンの2013年のリリース

ベックさん…

こんなに早く変化が起こるとは本当に びっくりします。 そう、全ては変化です。 2週間前私は、 吸血鬼や呪われた廃墟なんかをテーマにした シンフォニックなゴシックメタルのミニアルバムをリリースするつもりでした。 ご存知の通り私は、ヴァンパイア・ロマンスの大ファンなんです。 詞と歌は自分でやって、曲は才能のある友達がいるのでお願いしようと 思っていました。 このプロジェクトをやりたいと思ったのは、「かゆいところを掻きたい」という 感じでした。 いつもやるのは暗くて気味悪いようなバラードとダークなフォークソングですが、 もっとヘビーな感じの音楽を聴くのも好きなんです。 前からずっと、叫ぶようなギターと荒々しいドラムをバックに歌ってみたいと 思っていました。 そんなダークな音の上で泣き叫ぶバンシーになりたかったんです。

そんな中、2つのことが起こって、方向性を急に変えることになりました。 これは私にとってはとってもエキサイティングなことなんですが、 皆さんにとってもそうであってほしいなと思います。 まず最初に、フェースブックと自分のウェブサイトに、 ヘビーでシンフォニックな音楽で歌いたいので連絡を下さいという広告を打ちました。 「イェ・オールド・サイレント・イン」のレコーディングエンジニアで共同プロデュースを やってくれたスティーブ・パーマーさんが、 エイイーレイディオのブライアン・デイドさんに私のことを話してくれて、 彼がUKのパガン系プログレ・シンフォニーロックバンドのレジェンドが シンガーを探しているということを知っていました。 それが始まりです。 レジェンドでボーカルをやることになりました。 ちょうどレジェンドが今年の後半にリリースする予定の新しいCD「スピリット」 のためのメインボーカルを終えたところです。 話題のすごいバンドで歌うのはすばらしい体験でした。 もう、すごいです。 「頭の声」から「腹の声」まであらゆる種類の声を使って、 その間のいろいろなややこしい移り変わりも使って歌わないといけませんでした。 エモーショナルなシンガーで、自分の声で気分や雰囲気を 解釈してつくり上げることに主眼をおいています。 そしてレジェンドの音楽で歌うのは、そのような種類の 実験をいっぱいできるところでした。 ポールのギター、スティーブのキーボード、ジョンのドラムに合わせて歌うのは 本当に楽しかった!!!!

スティーブ・ペインがレジェンドの曲を主に作っていますが、 彼はキーボードプレーヤーでもあり、サウンドエンジニアやそのた諸々のこともやって いるひとです。 スティーブさんと私は録音でもいい関係で仕事できたし、いい友達になりました。 その中で私は心地よく自分のボーカルの可能性を試して 自分を新しい方向に伸ばしてみることができました。 レジェンドが次にどこに向かっていくか、本当に楽しみです! (www.stevepaine.org).

さて、話をもとに戻すと… 私は、へヴィーでダークなプロジェクトのほうも合わせて進めるつもりでした。 そしてダン・サリバンというすばらしいギタリストの友人と相談して、 彼が曲を作ってくれることになったので、 全体の吸血鬼と呪われた家のテーマを書いていきました。 それから何回か会って、アイデアを試してみました。 それから面白いことになったんです … 曲が生命を持ったようになって、 自分の声で話せるようになりたいと言い出したんです。 歌詞は、どれだけ私が吸血鬼や満月を吹き込もうとしても、 心の底からの感情にみちた言葉になり、 失われた関係、裏切り、痛み、否定などを表わそうとします …

それで … そういう変化に逆らって曲を自分の思うようにしようと するのではなく、流れに任せてダン・サリバンと私とで作った 心の曲たちを録音するべきだと思いました。 ダンが書いた曲はかなりヘビーなものですが、 その感覚はどちらかというと「メタル・バラード」というか、「グランジ風」とも いえるぐらいかもしれません。 ギターの曲も書いたんですが、ダンと私で雰囲気のあるインストの小品に 仕上ました … そんなことで … 吸血鬼はまだ、 歌詞のどこかに潜んでいるかもしれませんが、 歌詞がなければどうしようもないですよね:)

こうして私は、 レジェンドの「スピリット」のCDと ダン・サリバンとの共作でで、「かゆいところに手が届いた」感じなのです。 少しでも早く皆さんにお届けできたらいいなと思います! この2枚のアルバムについては、またお知らせしますね。

私の4枚目のソロCDも、今年の後半にはリリースの予定です。 冬の雰囲気のアルバムです。 お分かりでしょうが、今の季節は想像力を働かせるのにぴったりで、 曲たちはきらめきながら、冷たく、雪のように育っています:)

それでは、ありがとうございます

お身体にお気をつけて

ベックより xx

 

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