2025年6月16日月曜日

ケイトの短編アニメーション「トガリネズミの子」が映画館で上映

ケイトが監督した短編映画「トガリネズミの子」が、絶賛された第二次世界大戦のドイツのレジスタンス映画「ヒルデより愛を込めて」と並んで、映画館で独占上映されます。

ケイトの「トガリネズミの子」は昨年10月にオンラインで公開されていますが、爆撃された街を歩き回りながら希望を探すトガリネズミが主人公です。周囲の危険に気付かず、戦争で荒廃した巨人の国を旅します。ドローン攻撃で街が爆撃されているときに、爆発に巻き込まれて愕然としますが、そこから回復し、希望を探す旅を続けます。

このアニメーションには、ケイトの10枚目のスタジオアルバム「雪のための50の言葉」に収録されている「スノーフレーク」という曲が添えられています。

「ヒルデより愛を込めて」映画ポスター

「ヒルデより愛を込めて」はヒルデ・コッピの実話をもとにしています。1942年のベルリンで、内気なヒルデはハンスと恋に落ち、次第に「レッド・オーケストラ」として知られるようになるレジスタンスグループの一員となります。ベルリン国際映画祭でプレミア上映され批評家の称賛を受け、イギリスとアイルランドの映画館でピクチャーハウス・エンターテイメントの配給で公開されました。[ピクチャーハウスの上映予定リスト]

「ハリネズミの子」は、全てのピクチャーハウスおよびその他の映画館で「ヒルデより愛を込めて」の前に上映されます。

「トガリネズミの子」について、ケイトは次のように述べています。「2022年にウクライナで戦争が勃発したので、反戦アニメーションを制作しようと考えました。特に、戦争に巻き込まれた子どもたちに注意を集めたいと思いました。息子が子供のころに歌っていた「スノーフレーク」という歌をもとに、ストーリーボードを作りました。彼のパフォーマンスはとても感動的だと思いますし、もともとは彼が思春期に入る前の美しいボーイソプラノを留めておこうとして曲を書いたのですが、このアニメーションの文脈の中で、心に響く新しい意味を帯びてきました。

「主人公を戦争に巻き込まれた子供にしたいと思っていたので、非常にラフなストーリーボードを思いつきで作りました。最初は人間の子供にしようと思っていて、小さな女の子にしようと思っていましたが、コーカサス・ピグミー・トガリネズミという、小さくて弱々しい生き物のアイデアに決めました。人間より弱く小さい動物の方が共感が強いかもしれないと思ったのです。

「この小さなトガリネズミは、月明かりに照らされた冬の夜に戦争で荒廃した都市を旅しますが、最初は自分の周りの巨人の世界で何が起こっているのかに気づいていませんでした。ある種の精神的な存在、すなわち「希望」によって呼ばれていることに気づきます。そして希望を探し始めます。頼るべきは希望だけというときもあります」

「ハリネズミの子」と「ヒルデから愛を込めて」は6月24日火曜日にすべてのピクチャーハウスの映画館でプレビュー上映されます。

「ヒルデより愛を込めて」は6月27日金曜日からイギリスおよびアイルランドの映画館で公開されます。

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