2018年12月7日金曜日

ガーディアンに作家のデビッド・ミッチェルによるケイトの作品についての記事

今朝のBBCラジオ4の番組(その内容の書き起こしは、こちらの前の記事をご覧ください)に出演したのに続き、 作家のデビッド・ミッチェルが本日のガーディアンでとても素晴らしい記事を書いています。 4枚の傑作と言えるアルバムを世に出したと彼は言っています – さて、どれでしょう? 記事の全文はこちらで読むことができます。 ケイトの作品のファンであることがどういう意味を持つかについて書いているところの 一部をお読みください:

「ケイト・ブッシュのファンになってから40年近くにもなります。 ファンであるということは、まるで恋に落ちるようにめくるめくような感覚で、 自分の肌のように身近に、他人と特別なつながりを持ち、 高みに連れていかれたり落とされたりするのです。 ファンになると、その相手、もしくはケイトがあなたという人が存在していることさえ 知らなかったとしても(よくあることですが)、対象の人と一方的な個人的関係を結ぶことになります。 いつの世も、ファンの立場は形をかえても本質は変わらないものです。 ファンというレッテルがつくと、客観的な批評性も、大人としての成熟も無くなってしまいます。 でも、もし何のファンでもなかったら、人生って無味乾燥なものではないですか?

ケイト・ブッシュに関しては、その曲から多くを知ることはできません。 歌詞についても文字通りの意味でも、仮面や衣装、そして作り事、でっちあげ、 普通でない視点などが大好きなのです。 それでも、ほかの誰にも作ることができないような圧倒的に独特な作品群は、 彼女の心、魂、想像力の地図だと言えましょう。 それが芸術というものです。」

「ファンは最初に出会って好きになったのと同じものを求めますが、 繰り返しだと感じると文句を言います。 ケイトはそういう意味ではイエティみたいに珍しい例かもしれません。 常に新しいものを求め変革してゆく彼女の一貫した芸術活動によって、 人生を通じてずっと持ち続ける宝のように彼女の曲を大事にするファンが存在しているのです。 時代のファッションに染まらないことによって、ずっと流行の中に存在し続けているのです。 彼女はアーティストとしてのリスクを巧妙にコントロールしながら、 共演者も絶妙に選んでいます。 そのため、40代から50代にかけて作った作品は、有名になった10代から20代の作品に 負けていないどころかそれ以上の仕上がりです。 同じ業界のアーティストにとっては、彼女を見ていると将来への希望が湧き、 自分を変えて新しい領域にチャレンジする気になり、新しいイマジネーションが湧くことでしょう。」

ケイトの本(特製しおり付き)や透明人間になる方法のTシャツ、トートバッグなどの アイテム、そしてサイン入りグッズのあたるくじは、ロンドンのコール・ドロップ・ヤードで 開いているケイト・ブッシュ リマスターのポップアップショップで買うことができます。 9日の日曜日の午後8時まで開いていて、利益はクライシスというホームレスのチャリティーに 寄贈されます。 詳しくはこちらで。

1 件のコメント:

sozo さんのコメント...

コメントを付ける場所を間違えてました。

4枚の masterpiece とは、
ドリーミング
愛のかたち
エアリアル
雪のための50の言葉
だそうです。