2016年11月24日木曜日

ビフォー・ザ・ドーン: インタビュー、レビュー、テレビCM など

Before the Dawn vinyl box rear artwork

ビフォー・ザ・ドーン~夜明け前のLPセットの裏ジャケット

いよいよケイトのニューアルバムリリースの前日となりました。 こんなことはめったにないことですからね。 ビフォー・ザ・ドーン~夜明け前はもうオーストラリア、ニュージーランド、日本など ではダウンロードできるようになっています。 フェースブックページで関連のリンクやイベントを上げていきますが、 そこからハイライトを紹介しましょう。

ビフォー・ザ・ドーンの良い評価のレビューがどんどん入ってくる中、 メタクリティックのサイトには、このアルバムが 「世界的賞賛」を浴びているという評価があります。 こちら羊の夢のシングルの素敵なビデオは、あっという間にYouTubeで25万回、 フェースブックでも50万回も見られています。 その結果ケイトは一時ユーチューブでもフェースブックでもトップトレンド になりました。 UKでのテレビ局、たとえばスカイ・アトランティックでは今日、 25秒版テレビCMを繰り返し流していました。 このCMはケイトのオフィシャルサイトに出たものとは違う編集で、 アルバムが「明日発売」なのを強調しています。 下に長いバージョンを貼っておきます:

今朝のニューヨーク・タイムズにもケイトのインタビューが 出ましたが、こちらで読むことができます。 アメリカではケイトのニューアルバムは12月2日にコンコード・レコードから リリースされます。 ショウでジョアンニをやることについての面白い話が出ていました:

「ブッシュさんは、 夢の世界のような舞台構成の後半に入る前の、 コンサートの最初のパートでジャンヌダルクのことを歌った「ジョアンニ」を やろうということに決めました。 キーボード担当のケヴィン・マクリーが、奇しくもジャンヌダルクが 焼き殺されたフランスのルーエンで教会の鐘の音を録音していたのです。 それをリハーサルで掛けたのですが、 ブッシュさんは声の変化に合わせてキーを下げていたのです。 そして、みんな声を合わせて、『あ、キーが合ってるね』ということに なったわけです。 もしキーを下げていなかったら、合っていなかったということになります。 」

ウェブサイトフェーダーでもケイトがインタビューで ライブアルバムについて語っています。 全文はこちら

フェーダー: あなたにとって尊敬すべきミュージシャンは誰ですか?

ケイト: やっぱり、ティナ・ターナーさんですね。 だいぶ前にどこか野外のライブで観ましたが、ステージで弾ける姿は本当に魅力的でした。 ステージの会談の一番上に現れて、ゆっくりとその段を降りてきてステージの前まで 進み、そのまま歌に入っていくんです。ワクワクしましたね。

David Bowieフェーダー: 同時代のアーティストでこれはすごいという人は?

ケイト: 今の音楽はあんまり聞かないんです。特に制作をしているときはね。 映画を見たり音楽と関係ないことをします。 その中でも最近聴いてすごいと思ったのはデヴィッド・ボウイのブラックスター です。美しいと思いました。 こころを動かされますし、今までの中でも最高の作品なんじゃないでしょうか。

フェーダー: ボウイさんが亡くなった時には、素晴らしい献辞を書かれていました。 どのような関わり合いだったんですか?

ケイト: 何か書いてほしいって言われたんですが、私にとって彼は大きな存在でしたので、 書かないといけないとすぐ思いました。 子供のころからのヒーローでしたし、新しいものに突き進んでいく 真似のできないアーティストでした。 彼の音楽が大好きでした。 何回かお会いしたことがありますが、楽しい魅力的な人です。 クリエイティビティーについては、尊敬しています。

一方、シドニー・モーニング・ヘラルドでは、アルバムに 4つ星評価(またしても!)をつけています。 「ビフォー・ザ・ドーン~夜明け前は聴いた感じが素晴らしい。 リズムに合わせて盛り上がり、落ち着き、また盛り上がっていくうち、ストーリーに 引き込まれていきます。 」

コンセクエンス・オブ・サウンドのサイトでは、このアルバムに 非常に好意的な評価をつけています: 「ビフォー・ザ・ドーン~夜明け前は、ブッシュが、デビュー当時にスーパースターに 躍り出た時と同じようなクリエイティビティーと独自の感覚をまだ持ちづつけていることを まざまざと見せつけてくれました。 …音楽、アート、そして彼女自身の人間性においても 命への渇望をずっと持ちづづけてきたことを思い出させてくれます。 」

最後に、アイルランドの国営ラジオ局ニューストークFMでは今夜、 このサイトのショーン・トゥーメイとデイブ・クロス(ホームグラウンド)が トム・ダンヌの番組でケイトとビフォー・ザ・ドーンについてトークします。 番組は11月24日木曜日、GMTで午後10時から、ニューストークのサイトの こちらで聞けます。

2016年11月22日火曜日

ギタリストのデビッド・ローズがビフォー・ザ・ドーンを語る

David Rhodes

ケイトのビフォー・ザ・ドーンのショウのギタリストの デビッド・ローズが、 このショウで演奏したことについてスーパーデラックスエディションのサイト のインタビューで詳しく話しています。 いろいろと興味深い情報がありますが、中でもサット・イン・ユア・ラップ大空がセットリストで検討されたことがあったというのが 興味深い情報でした。 ケイトが1985年の「愛のかたち」以前のアルバムからの曲を考えていたというのは 初めての情報です。

デビッド: 「ケイトさんはサット・イン・ユア・ラップをやりたいって言ってましたが、 それはトップ・オブ・ザ・シティに置き換わりました。 結局、サット・イン・ユア・ラップは一度もリハーサルをしていません。 練習はしましたけどリハーサルまではやってません … ネヴァー・ビー・マインはリハーサルでたくさんやりましたが、 結局ちゃんとやったのは数回だけでした。」

SDE: ネヴァー・ビー・マインをやらなかったのはなぜでしょう?

デビッド: 「たぶんネヴァー・ビー・マインは盛り上がらない感じだからでしょうか。 ほかにも、ビッグスカイはやってみたんですが、バンド全体では1回か、2回? ケイトはアンコールでやろうと思っていたようですけど、 ちょっと訳の分からない感じになっちゃいました。 バーティーと私はクラウドバスティングのほうが良いって言って、 そっちを推したんですよ。」

ご存知のように、発売間近のCD/LPには、ネヴァー・ビー・マインの ライブバージョンが第一幕のバンドのパートに収められています。 インタビューの全文は、 スーパーデラックエディションのサイトで読むことができます。

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2016年11月21日月曜日

モジョでは11ページのビフォー・ザ・ドーンのインタビューとケイトの表紙

Kate Bush new water shot 2016

11月22日にはケイトが表紙を飾っているモジョの最新号が発行されます。 11ページのインタビューがあります。 一連の騒ぎについて「ワクワクしますし、とても感動的です。 毎日の公演では観客の皆さんと一緒に旅をしている気分です」と 言っています。 詳しくは、モジョのサイトでご覧ください。 ケイトが水に入っている写真もフィーチャーされています。

Kate Mojo January 2017 cover

羊の夢のビデオがリリースに

ケイトは今朝、ニューシングル羊の夢の ビフォー・ザ・ドーンのショウにも登場したビデオを公開しました。 この前には昨日、BBC6ミュージックでのケイトのインタビュー (こちらで聞けます)や、 同じ曲でのナインス・ウェイブの世界初のエアプレイ (こちらで聞けます)もありました。 今週は、ファンにとってはなんとうれしいことでしょうか!!!

プレスリリースより: 「これは『羊の夢』のライブシングルに合わせた特別な映像です。 ボーカルはパインウッドスタジオで大きな水槽の中に 浮かんだ状態でライブで録音しています。 これはリアリズムを求めたためで、海に投げ出されたこの歌の主人公の 状況を再現したのです。 しかしながら、結果としてはケイトが思っていたよりももっとリアルなことに なってしまいました。 というのは、撮影の初日にあまりにも長く水に浸かっていたために、 低体温症になってしまったのです。 翌日休養をとって回復して、撮影を続けました。 それがより演奏を確かなものにしたというのは、関係者誰もが認めるところです。 この映像は、ライブのステージの上に掛けられた大きな楕円形のスクリーンに 投影されました。」

2016年11月18日金曜日

ライブDVDの発売予定は今のところ無し - Mojoのケイトインタビューより

Kate Bush on the cover of Mojo January 2017 issue 2014年にはハマースミスのイベンティム・アポロで何万人もの人が ケイトのビフォー・ザ・ドーンのコンサートを見る機会を得たのですが、 世界中では参加できなかった人がその何倍もいるわけです。 9月の2回の公演では映像が撮影されていたことは明らかになっているので、 ファンたちは毎日のようにDVDやブルーレイで公演の記録が発売されないのかと 気をもんでいます。 ケイト本人からはいままでのところ映像作品が発売されるというアナウンスは 全くされていません。 今週はじめに定期購読者に届けられた(新しいインタビューが出ている)モジョ では、ケイトのこれに対する答えが出ています 一言でいうと、DVDの発売の計画は無し、ただし将来には少しだけドアを閉じずに 可能性を残してくれているようです。

モジョ: DVDも出るんでしょうか? 撮影はされてましたよね…

ケイト: 撮影したものはありますよ。 でも、今のところDVDを出すという計画はありません。 CDのほうが、ある意味、DVDよりもあの公演に立ち会っている感じが出ると 思うんです。 ライブの現場にいると、観衆の中に自分がいて、ステージを見渡して、 自分の見たいところを見て、というようなことは映像だとぜんぜん違います。

モジョ: 確かに視覚的にもすごくて、それだけでも幸せでした。 それが見られないのは残念です。

ケイト: 分かりませんが、いつか何らかの形であるかもしれません。 今のところは計画は無いというのは確かです。 前を向いて何か新しいことをやっていきたいというように思っています。 今やりたいのは、とにかく(長くためて)新しいこと!(笑)

モジョ: まだ何かは?

ケイト: (断固として) 分かりません。

11ページのインタビューが入っているモジョは11月22日に発売で、 注文の方法など詳しくは、 モジョのサイト で見てください。

羊の夢のシングルがBBCラジオ2でオンエアされiTunesでダウンロード開始

And Dream of Sheep radio premiere

BBCラジオ2のケン・ブルースは今朝、 2014年のライブからケイトのシングル曲羊の夢を掛けました。 この前には日曜日に流れる予定のBBC6ミュージックでのケイトのインタビューの 一部も放送されました。 その中でケイトは、観客からの素晴らしい反応について話しています。 波の音や点滅する遭難灯の中で、ケイトはナインス・ウェイブの主人公の置かれた 絶望的で孤独な状況を、震えるほど美しいパフォーマンスで表現しています。 実に素晴らしくて、ネットでもたくさんのファンがこの曲を聞いた感動を ポストしています。 先行してリリースされたキング・オブ・ザ・マウンテンに並んで、 この曲もiTunesで世界中でダウンロードできるようになりました。

2016年11月17日木曜日

ガーディアンはビフォー・ザ・ドーンのアルバムに星4つと アルバム・オブ・ザ・ウィークの評価

レビュー用のディスクが配られるようになり、 ガーディアン紙からはビフォー・ザ・ドーンも 4つ星のレビューが出ました。 ケイトのライブアルバムをアルバム・オブ・ザ・ウィークに 選んだアレクシス・ペトリディスは、 このように書いています:
「…さいきんのライブアルバムには珍しく、 まさにバンドがライブでやっているように聞こえます。 ボーカルは摩擦音が勝っていてエコーっぽくブーミーな感じで、 ちょっと揺らぐところもあります。 オーバーダブやオートチューンで生気を抜かれた音とは違います。 参加しているミュージシャンの名前を見ただけで、 腕利きだということはよく分かりますが、 それよりも驚きなのは、ケイトが夢見るようなふわっとした曲を やっているときでも、ぐいぐいと前に進めていくようなドライブを 持っていることです。 このバンドサウンドはブッシュの声によってさらに高められ、 夢のようなかたちに作られているのです。」 詳しくはガーディアンのサイトでご覧ください。

Kate live

アメリカのKEXPがビフォー・ザ・ドーンから5曲を 世界初のエアプレイ

KEXP logo USAはシアトルのラジオ局KEXPが今朝、DJエル・トロの番組で ビフォー・ザ・ドーンから5曲をエアプレイしました! これは全く予想もしていませんでしたので、ちょっとした驚きでした。 プレイされたのは、リリートップ・オブ・ザ・シティ魔女建築家の夢クラウドバスティングの5曲、どれも世界初でした。 そして、どの曲もすごい! これはKEXPがやってくれました! こちらのリンクから追っかけで聞くことができます。

エル・トロさんのブログには、こうあります。 じつはこれは自身の最後の番組になるということです。 「KEXPでのいい思い出といえば? いままでずっと通して、正直に言えば、 マスコミ嫌いで有名なケイト・ブッシュに2011のアルバム 雪のための50の言葉のころにインタビューできたことですね。 なので、最後のKEXPでの番組で半時間かけて 彼女の新作 ビフォー・ザ・ドーンから曲をかけるのは、 とても自然な流れだということなんです。」

2016年11月15日火曜日

羊の夢(2914年版)が金曜日にシングルリリース!

And Dream of Sheep

本日、「羊の夢」がシングルとして11月18日にリリースされると ケイトから発表がありました。ダウンロードは金曜日の朝11:30から可能です。 2014のコンサートに行った人は、 この名曲に乗せてケイトの感情のこもったボーカルが 聞こえてきた時の胸を締め付けられるような感覚を 思い出すことでしょう。 冒頭のlittle light で始まるこのボーカルは実際にケイトがライフジャケットを着て水に浮かんだ状態で 録音されたのです。 ケイトのサイトより: 「この曲の主人公は海に投げ出されているのですが、ケイトはこのボーカルを パインウッドスタジオのタンクの中で映像を撮りながらライブで歌いました。 この曲は、11月25日発売の「ビフォー・ザ・ドーン~夜明け前」を予約した人は 無料でダウンロードできるようになります。」 羊の夢は、キング・オブ・ザ・マウンテン、プロローグと並んで、 ビフォー・ザ・ドーンのトラックの中で全部を聞くことができる3曲目の曲となりました。

ケイトのサイトではまた、来週の日曜日の11月20日のBBC ラジオ6を 忘れないように、と書いています。 1時間にわたるインタビュー(午後1時)に続いて、ライブでのナインス・ウェイブのパート全曲がかかる予定 (午後6時)です。 BBCラジオの番組については、こちらに詳しく出ていますので ご覧ください。 ケイトファンにとってはたまらない日になります!

2016年11月11日金曜日

スウェーデンのメゾソプラノ、アン・ゾフィー・フォン・オッターが 「π」を新録音

スウェーデンのメゾソプラノ、アン・ゾフィー・フォン・オッター の先週発売されたニューアルバム、「ソー・メニー・シングス」の1曲目は、 ボーカルと弦楽四重奏のためにアレンジされたケイトの曲πが 収められています。 情報はクリス・バトラーさんから。 下はコンサートでの様子です:

2016年11月10日木曜日

ケイトの肉声! BBC6ミュージックでビフォー・ザ・ドーンについてのケイトの新しいインタビュー

待ち望んでいたことが、ここに実現します: BBCラジオ6ミュージックでは今日、 11月25日のビフォー・ザ・ドーン~夜明け前 のアルバムの発売の プロモーションのためのマット・エヴェリットによる ケイトの1時間にわたる単独インタビューを放送します。 「6ミュージック ケイト・ブッシュは11月20日(日)、午後1時~2時にオンエアされます。 アルバムを早く聴きたい方には、トム・ロビンソンのBBCラジオ6の番組で ナインス・ウェイブのパートを全曲流すそうです。 これは、2011以来初めて放送で流れるのケイトのインタビューとなります。 インタビューの一部が公開されていて、 ケイトはその中で、2014年のライブのこと、曲作りや将来の計画について 語っています。 (下のPlayボタンから):

トム・ロビンソンの6ミュージックのナウ・プレイングでは, 同じ日の午後6時~8時に、世界初のディスク2(ナインス・ウェイブ)の エアプレイを予定しています。 番組の前半では、ケイト・ブッシュにインスパイアされた音楽をリクエストで紹介します。 そして後半ではディスク2を流します。 これは1985年にブリットアワードにもノミネートされた名作「愛のかたち」の B面、ファンが大好きなナインス・ウェイブをライブで演奏したものです。

Kate on BBCRadio6

Matt Everitt マット・エヴェリット: 「ケイト・ブッシュは間違いなく、最高にオリジナリティーと才能がある ミュージシャン/プロデューサーです。 人生を通してケイトの音楽を愛してきましたが、このたびはライブへの復帰を目撃できて 本当にラッキーでした。 本当のことを言えば、またライブをやるなんてことを考えなくても良かったはずです。 あのステージを作り上げるためにどれだけのエネルギーをかけ、アイデアとビジョンを示して 人を動かしていったかを考えると、また音楽を作り上げた多くの人の力を考えると、 本当に驚くばかりです。 」

6ミュージックの番組主席のポール・ロジャースさん: 「ケイト・ブッシュの独占インタビューを6ミュージックができたのは 大変うれしいことです。 世界中のファンにとってもワクワクするニュースでしょう。 11月20日の日曜日には、6ミュージックでインタビューを生で聞いて、 できたらみんなで集まってリスニングパーティーみたいにやってほしいですね。 ナインス・ウェイブのライブのプレミア放送を聞きながら、 好きな音楽のことやケイトの思い出をSNSに書いたりしてください。」