もう何年かに渡ってビッグボーイからはケイトとの共作についてちょっとした話を
聞いていましたが、ここに来てその曲がもうリリースを待つ形にまでなっているみたいです。
プロデューサー/DJのマーク・ロンソンのポッドキャスト
フェーダー・アンカバードで、
長い間ファンをじらせてきた共作について今までになく立ち入ったコメントをしています。
ロンソンと、ここ何年かのいろいろなコラボについて話す中で、ビッグ・ボーイは
こう語っています。
「ケイト・ブッシュとやってまだ出していない超ヒット曲があるんだ。
夢がかなったってやつで、みんな絶対に気に入るよ」。
以下はポッドキャストの中でその話をしている部分の書き起こしです。
マーク・ロンソン: ケイト・ブッシュと曲を作るって話はどうなってるの？
ちょこちょこそんなこと喋ってたよね。
ビッグ・ボーイ: ケイト・ブッシュとやってまだ出していない超ヒット曲があるよ。
それ本当？
これから出すよ。すげえヒット曲になる。
本当に共作したんだ。
そうそう。本当だよ。
それってすごいじゃん。
しゃべるのはこれが初めてだよ。夢がかなったってやつで、みんな絶対に気に入るよ。
本当にすっごい曲だから。
そりゃすごい！
どれぐらいかかった？だいぶ前からこの話はしてたし、
まるで念力でその話を現実のものにしようとしてたみたいだったから。
ケイトさんの気持ちを向かせて、「何かやりましょうか？」っていうまでにはどれぐらい
かかった？ケイト・ブッシュがどんな言い方するか知らないけど。
いやあ、ほんとうにめちゃめちゃ上品な女性で、
アウトキャスト20のツアー中に嫁と２人分のチケットが手に入って、
彼女のライブに行ったんだよ。
そしたらバックステージに呼んでもらってワインなんか飲みながら話したんだよ。
息子さんもいたね。俺の子とおんなじぐらいかな。
アルバムにサインをくれて電話番号を教えてもらった。
それから1年ぐらいたって、また会うって話をしてたから、
「いつ曲作ろうか」みたいなのをテキストで何回も送ってた。
電話もしたよ。「もしもし、会いたいなあ」とか言ってたら、あの人が「ご飯でもどう」とか言って、
ちょっとしたクールなパブに連れて行ってくれて、そこでアーモンドコニャックを飲んだんだ。
すっごくリラックスして。あれは良かったねえ。
ご飯食べていい感じになって、息子さんは大学に通うようになったから、
彼女も「うちのスタジオが使えるようになったら何かしなきゃ」とか言って。
俺のマネージャーはめっちゃデキるやつだから、あの人のマネージャーに1年か2年前に連絡つけて
「あの件、なんとかしましょう」なんて言ってた。
そのうち、めっちゃすごい曲がたまたまできて、あの人に送ったんだ。
歌詞も付けといたから、歌うだけで良かったはずさ。
あと、ヴァースの歌詞を書き足して、息子のゴー・ドリーマーが彼女のパートとフックを書いた。
本当にすごい曲だよ。
来年には発表になりますか？ それとももっと待って時が来るのを待つ感じでしょうか？
その時が来たと思ったら、みんなに聞かせてやるさ。
これは大したスクープですよ。ありがとうございます。
そう、スクープだな。じゃあもう一つ教えてやろう。
NFTってのは芸術だってことだろう。だから今度のはビジュアルもNFTですごいのを
付けようと思ってる。
世界中びっくりするよ。
それはすごい。ウー・タンのアルバムみたいに一品モノにしても良いかもしれませんね。
3000万円とかになる。
いやいや、楽しいから世界中で聞いてもらわないと。
ですよね。
ほんとうに楽しくなる曲だよ。
すると、このコラボでパズルは完成ですか？
このコラボからパズルが始まるんだ。
なるほど。
分かってる？俺の作ってきたものが。もうひとりだけコラボしたいと思ってるのが、ボブ・マーリーだ。
そうですか。
それ以外、やりたいと思った人とは全部仕事してきた。だろう？
たしかに。
今度のは特別なんだ。なんせ中学のころからのファンだったし。なあ。
音楽をやるきっかけでもあるんだから。
最初はどうやって知ったんですか？ラジオを聞いていて、とか？
いや、ヘンなおじさんとかいたりするだろ？
そうか。
ママの弟のラッセルおじさんがきっかけで、プリンスとかジェネシス、フィル・コリンズ、
ガンズ・アンド・ローゼスとかを聴くようになったよ。
マイケル・ジャクソンからなにから、なんでも聴く人だった。
レコードプレーヤでケイト・ブッシュをかけて、曲の内容とかを話してくれた。
それでのめりこんだね。すごいだろう、これ。
本当に。
深いだろう？それからプロデュースや曲作りなんかも自分でやってるって知って、
好きだったピーター・ガブリエルとの共演とかもあった。
チャリで学校へ行くときなんか神秘の丘を聞きながらだったり。
中二病だよな。今は大人になって子供3人孫1人もいるけど。
それはおめでとうございます。
うん、ありがたいことだな。幸せな男だと思うよ。
