2016年5月20日金曜日

ビフォー・ザ・ドーンの舞台美術担当のディック・バードがケイトとの仕事について語る

Before the Dawn set by Dick Bird

ケイトのビフォー・ザ・ドーンのステージデザイナーの ディック・バードが、フォレス・ガゼットで スコットランドオペラのミカドのプロモーションで行った インタビューで、 ケイトとの仕事について語っています。 記事より:

Dick Bird 国際的なステージデザイナーのディック・バードも、 ケイト・ブッシュから2年前に電話で彼女のコンサートの仕事の依頼を 受けた時には、13歳の心で天にも昇る心地だったと打ち明けてくれました。 「ロック系の仕事はやったことがなかったのですが、 人生で初めての濃密な18ヶ月になりました。 プロジェクトは私にとって未体験のやり方で始まりました。 ろくでなしたちと酔っぱらいのチームを作って、 それを仕事のできるクルーに叩き上げてゆくという、 荒野の七人のようなチーム作りから始まったんです。」 と語っています。 「これはケイトのやり方で、ゆっくりと素晴らしいチームを作っていくのですが、 あらゆる面でオリジナルな作品を求められました。 それで、何度もワークショップをやったり、ハマースミス・アポロを 実験のために1週間借り切ったり、ノーザンプトンの」 隙間風の吹く格納庫に出かけてLEDスクリーンのテストをしたりしました。」 1つの演目のためにこれほどたくさん試作を作ったのは初めてです。 しかしこれは、本当に本当に素晴らしい経験になりましたし、 それを良く表現しているのは、ツアープログラムにケイト自身が書いた 素敵な文章です。」

彼にとって、これは少年時代のアイドルに会えるチャンスでした。 こう笑いながら語っています。 「13歳のころは本当に夢中になってたのめり込んでたんですよ。 もう初恋と言っていいほどで、35年経ってから会うことになるとは、 面白いものですね。」 ディックの友人で衣装と小道具担当のロブ・アルソップは、 ケイトの要望であやつり人形を担当することになりましたが、 ロブがディックが人形を使ったショーをケイトに見るように勧めたのが きっかけだったようです。

ケイトからの電話が入る前に、ディックは、ケイトのコンサートを担当するか どうか、ちょっと不思議なやりかたで打診を受けていたそうです。 「45分ぐらい前に知らない人から電話がかかってきて、 理由は言えないんですが、この時期にお時間取れますか、と聞かれました。」 と彼は回想します。 「その45分あとに電話を受けたら、それがケイト・ブッシュさんでした。 私が35年間片思いしていた人です。 口の中がカラカラになりましたが、彼女は私の作品が好きだと 言ってくれました。 それで私も、あなたの作品が大好きです、と返したんです。 彼女は本当に特別な、素晴らしい人です。」

記事の全文はこちらで。 ディック・バードのデザインについては、オフィシャルサイトで。ビフォー・ザ・ドーンも紹介されています: http://dickbird.co.uk/