2013年1月11日金曜日

クラウドバスティング: 2013年のライブ

クラウドバスティングは2012年の春に独創的で美しいケイト・ブッシュの 音楽をライブで演奏するために結成されました。 バンドのコメントから: 「ケイトはただ一人しかいなくて、 他の誰も彼女のようにはできないということは良くわかってます。 クラウドバスティングのショーでは、ケイト・ブッシュの 雰囲気、音楽のスタイル、素敵なビジュアルをすべて、 ライブ演奏のステージという形で体験することができるのです。 …

このバンドの新年は、今日トーントンのレメディーズ・バーで始まり、 2月16日(日)のバイドフォードパラディアム・クラブ、 3月29日(金)のクラムリンパトリオット・イン、 5月9日(火)のサットン・イン・アシュフィールドのダイアモンド、 5月10日(金)のウースターハンティンドン・ホール、 6月1日(土)のノーズ・デヴォンのクリーム・ティー・チャリティー・バイカー・ラン、 7月12日(金)のミドルセックスのトロピック・アット・ラスリップ、 8月18日(調整中)のヨークシャートリブフェスト・スレッジモア・ハウス などと続いていきます。

4月13日の土曜日には、 このバンドがBBCラジオデヴォンのジョン・ゴヴィアー・ショーで 演奏する予定です。

 

クラウドバスティングのノクターン:

バンドの詳しい情報、音声やビデオのサンプルなどは、こちらのサイトでチェックしてください。フェースブックの方でもフォローお願いします。

2013年1月10日木曜日

今の音楽へのケイトの影響を書いた新刊

マータ・オリホーク―サミトフスカ著の ブルーのシンフォニー: ケイト・ブッシュが残したものは、 ケイトが後に続くアーティストたちに与えた多大な影響について書かれた本です:

年令に関わらず、メインストリームの人もアングラ系の人も、 男性でも女性でも、世界中のどこでも、そしてまったく異なる ジャンルの音楽をやっている人も、 あらゆる種類のアーティストが彼女をインスピレーションの源と言っています。 この本の主旨は、ケイトがいかにユニークで 新しい世代のミュージシャンに影響を与えていたかで、 周辺のもっともフレッシュですばらしい女性ミュージシャンを交えて 書いています。 そうして、女性の創作性を讃えています。

60人を超えるアーティストからの寄稿をフィーチャーしていますが、 その中には、ヘザー・ノーヴァ、 シャルロット・マーティン、 マリッサ・ナドラー、Melissa auf der Maur、Marijne van der Vlugt、 シャラ・ウォーデン、エミリー・べザー、キャサリン・ブレイク、 ノーナ・マリー・インヴィー、Terami Hirsch、 Priscilla Hernandez、タラ・ブッシュ、メアリー・エプワース、ヘザー・フィンドレー エマ・アンダーソンk,エマ・ポロック、ノー・ヴェナブル、 ローラ・グローブズ、ジョー・ハミルトン、Jenny Hval、 リブ・クリスティン、アンジャ・ガルバレク、ジェスカ・フープ、 ケイトの姪のベック・サイアン、サラ・デイリーといった人たちがいます。

この本は、2月の末の発刊予定で、 詳しい情報はこちらで見られます。

「初めてケイト・ブッシュを聴いたとき」― eブックの新刊!

「ミステリアス・スキン」、「ウイ・ディサピアー」などの小説で有名な The First Time I Heard Kate Bush - Scott Heimスコット・ハイムが、 ミュージシャンたちが特定の著名アーティストの作品を 初めて聴いた時のことについて語る内容を取り扱ったeブックの すばらしいシリーズを編集しています。 最初のシリーズは5作品で、デビッド・ボウイ、コクトー・ツインズ、 ジョイ・ディビジョン/ニュー・オーダー、 スミス、そしてケイト・ブッシュでした。 スコットさん: 「ケイト・ブッシュの本にはすごい人たちが書いてくれました。 ジョン・グラント、エンジニアズのサイモン、クラン・オブ・ザイモックスのアンカ、 ルイーズ・ラトコフスキー(ディス・モータル・コイル)、 トラッシュ・カン・シナトラズのポール、などなどです。」

Amazonではこちらで 買えます。

最初に初めて聴いたときプロジェクトを始めた時、 彼は気に入った作品の作者であるミュージシャンや作家に 手紙やメールを送りました。 それに驚くほどの反応があって、たった4ヶ月で200人近くの人から 文章を書いてもらいました。 その中にはスローイング・ミューズ、マーキュリー・レブ、 ギャング・ギャング・ダンス、ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート、 ステレオラブ、スピリチュアライズドといった人がいました。

Author, Scott Heim

「ミュージシャンや作家の人たちが、 それぞれの人生での画期的な瞬間、どこにいて、どのように感じ、 そうした体験でどのように音楽の聴き方が変わってゆくかといったことを 一人称で綴ってもらって本にしたかったんです。」とハイムさんは言います。 「何年ものの間、特定のバンドやアルバム、曲についての 珍しい想い出を人から聞きたいと思い続けてたんです。」 中でも、音楽が好きな人が、自分を変えたようなバンドやシンガーの音楽を 初めて聴いた時のことをどう覚えているかというのがすごく知りたかった。 普通に音楽が好きというぐらいの人はそのような人生を変えるような 瞬間の記憶は持っていないと思います。 でも本物の音楽ファンは特別な感傷的な想い出を細かいところまで 覚えていたりします。 例えば、ケイト・ブッシュの嵐が丘とか、デビッド・ボウイのスペース・オディティー、 スミスのチャーミング・マンを初めて聴いたときのこととか。 このプロジェクトについて詳しくは、 フェースブックで見てください。

このeブックはアマゾンで買えます。

2013年1月9日水曜日

Maaike Breijman の「ワオ ― ケイト・ブッシュの音楽への賛歌」が2013年にツアー

Maaike Breijmanをフィーチャーした ケイトのトリビュートショーが2013年にUKでツアーします。 「ワオ ― ケイト・ブッシュの音楽への賛歌」 はリバプールのフィルハーモニック・ホールで2月22日(金)に 初演され、以下のようにツアーをまわります: 2月23日(土) ブラッドフォード、セント・ジョージズ・ホール、 2月25日(月) グラスゴー、シアター・ロイヤル、 2月27日(水) ゲーツヘッド、ザ・セイジ、 2月28日(木) マンチェスター、オペラハウス、
3月2日(土) レスター、デ・モントフォード・ホール、 3月3日(日) ベイジンストーク、アンヴィル、 3月4日(月) アイルズベリー、ウォーターサイド、 3月6日(水) スランダドノー、ヴェニュー・カマライ、 3月7日(木) ヨーク、オペラハウス、 3月8日(金) ノーザンプトン、ダーンゲート・シアター、 3月10日(日) ロンドン、シェファード・ブッシュ・エンパイア。

チケットは19.50ポンドからで、こちらの ウェブサイトから購入出来ます。

ヨーロッパ公演は4月25日(木)のアムステルダム カレ・シアターからの スタートで、チケットは17ユーロから。詳しくは今後アナウンスされます。

Maaikeさんより: 「まだリハーサル中なので、 どんな曲をやりたくなるかはまだちょっと分からないですね。 家で聴いたり一人で歌ったりするのが好きな曲とは違うかもしれないので。 でも、呼吸、ローリング・ザ・ボール、夢みる兵士なんかは、ぜひやりたいです。 セットリストについては、これぐらいにしておきます。

プロデューサーのスパイク・ビーチャムさん: 「大事にしようと思ったのは、 私がケイト・ブッシュのショーをまとめたような感じにして、 ケイト・ブッシュ本人がいままでライブでやったことのない曲を どのように演奏しただろうかというイメージでやってます。 すばらしいライブバンドが演奏してくれて、 ダンスはビデオやいままで一度しかやっていないツアーの画像から見つけて、 新しい振付けもつけながら作っています。

 

もしお見逃しなら...

ミューズ・パトロールはライオンハートの宝物を再発見しています。 ◆ ベジタブル・ジャムでは、こんなこともケイトが曲にしている、というのを記事にしています。 ◆ モールポリス50の言葉がスウェーデンのテレビでレビューされたのを 捕まえています。 ◆ 知ってた? モウリ・シュタファーがケイトの旧作を取り上げています。 ◆ タイド・ミュージック・レビューズ50の言葉レビュー。 ◆ クラシック・ホラー・キャンペーンはケイトとナイト・オブ・ザ・デーモンを紹介。 ◆ シークレット・ソングブック によるデリアス追想。 ◆ ジオグラファーによるクラウドバスティングのカバー。 ◆ マイ・サーチ・オブ・マジック12月は魔法の月を発見。 ◆ モーラーズのケイト考察。 ◆ ヒシーフィットは50の言葉に熱狂。 ◆ ディバイン・オーディナリーは最近の事件とディス・ウーマンズ・ワークについて。 ◆ クリスタル・ディフロンゾ によるケイトのファンジンルイス・プリングルはやっとエアリアルのLPに手を出した模様。 ◆ プログ・アーカイブス天使と小悪魔レビュー。 ◆女性文学祭ではデビ・ウィザースのケイト・ブッシュと論説の冒険 に注目。 ◆ カトリック・エクスチェンジ は神の言葉とエクスペリメントIVを考察。 ◆ ジャズ・タイムズではテオ・ブレックマンがケイトについて言及。 ◆ ノイズ・メイド・バイ・ピープルミスティーがお気に入り。 ◆ バーミンガム・ガーデナーズは生垣の議論をやめてソロモンの唄。 ◆ djbennetの「チル・ルームズ」というケイトへのトリビュートのポッドキャストオマージュ・ショーでのケイト特集。 ◆ ペルセポネ・マガジンでのディレクターズ・カット50の言葉。 ◆ WLスワーツ・レビューズ・ザ・ユニヴァースエアリアルがお好みでないよう。 ◆ ジョシュ・ジョーンズはドキュメンタリー「ケイト・ブッシュ・アズ・クイーン・オブ・ポップ」を発見。 ◆ バズフィードでは、ケイトのフルートピアを全部つなげて紹介。 ◆ スコット・ハイムが ケイトについてのeブック新刊をリリース。 ◆ トゥ―・マッチ・アップルパイでのラズマタズでのケイトの回想 ◆ リチャード・メツガーの好きなアルバムはドリーミング

2013年1月6日日曜日

本日、嵐が丘の35周年!

ケイト・ブッシュを初めて世界に知らしめた驚異的なシングルは35年前の今日 (1978年1月6日)発売されました。 これが全ての始まりでした。 最初にこの曲を聴いた時、あなたは何をしていましたか?

2013年1月3日木曜日

ブライアン・バースのライフ・オブ・ブリテン・バンド

ブライアン・バース はケイトの初期のアルバムで数々の印象的なギターを弾いていた人ですが、 「ライフ・オブ・ブリテン」という自身のバンドで活動しています。 メンバーはミランダ(ボーカル)、スティーブン(ベース)、フィリップス(ドラムス)です。 ロンドンの南東部で活動していて、パブ、クラブ、イベントなどで演奏しています。 アデルからZZトップに至るまで幅広いスタイルやジャンルの曲を演奏しますが、 ビートルズ、キンクス、ポリス、プリテンダーズ、アナスタシア、KTターンストール、 エイミー・ワインハウス、キングス・オブ・レオン、シェリル・クロウなどなど いろいろやります。

Facebook でフォローしてみてください。バンドのウェブサイトにはライブの情報や 曲のサンプル、ビデオなどがあります。こちらからどうぞ。

2013年1月1日火曜日

ベック・サイアンの最新アルバム、イェ・オールド・サイレント・イン と2013年の新プロジェクト

ベックはケイトの姪で、才気あふれたシンガーソングライターです。 2012年10月にリリースされた最新アルバムイェ・オールド・サイレント・インについて 彼女は、こう言っています: 「夜にの荒地、亡霊、幽霊階段、追いはぎなど、ハワースの近くのスタンバリーというところの オールド・サイレント・インをめぐる 怪談や風景にイマジネーションを得た作品です。」

以下の曲が収められています: Wycoller Hall, The Black Silk Handkerchief, The Moon on the 13th, Ye Olde Silent Inn, Down in Yon Forest, The Dark Stairs, The Moors, Lady of the Wind, Molly Malone, The Old Clock on the Stairs, Her Soul to a Highwayman, Top Withens, Tales of a Wayside Inn, The Mirror in the Deserted Hall

このアルバムは、冬の夕暮れ時にろうそくのゆらめく灯りで、だれかと一緒に聞いてください。

ベック自身が書いた曲についてのコメントを紹介しておきます:

The Black Silk Handkerchief: 昔、アメリカのケルティックの歌手のコニー・ドーバーという人のCDに 入っていた‘The Holland Handkerchief’というトラディショナルの アイリッシュの歌が大好きでした。 その時からずっと、いつか私流のこんな曲を歌わないといけないと思っていました。 素敵な物語のある曲です。

Ye Olde Silent Inn: ここ何年か、何回かハワースやスタンバリーで歌う機会をもらったのはうれしいことでした。 最近2年は、スタンバり―のワザリング・ハイツ・インで行われる フォーク・アット・ワザリング・ハイツ主催のフォークナイトで演奏しましたが、 オールド・サイレント・インに泊まりました。 幽霊が出てくるような本当の現象についての本を読むのが大好きで、 オールド・サイレント・インに泊まるずっと前に、そこにデル幽霊のことは 全部読んでいたんですが、そこが大好きなんです。 名前がいいし、場所もストーリーも素敵です。 この宿にインスパイアされて、曲を書きました。 そして、オールド・サイレント・インをめぐる物語や近くの場所を題材に して、フルCD1枚にまで仕上がったんです。

Top Withens: どういえば良いでしょう? ハワースの近くのトップ・ウィゼンズへの荒れ野を歩いたことがないのなら、 ぜひ歩いてみてください。 一度歩いてみたら私のCDがよく分かるようになると思います。 少なくともネットでその風景を眺めてみて、吹き荒れる風をイメージしてみてください。 この曲はそんな風や風の神様、 そしてあのトップ・ウィゼンズの農家の廃墟に捧げようと作りました。 この曲で私の声は、あのいたずらで容赦のない風に成りきろうとしています。

The Mirror in the Deserted Hall: 演奏はクリス・ギルの作で、これまでに聴いたこともないほど 心に残る雰囲気のある音楽ですが、 ワイカラー・ホールの2階の部屋で座っているイメージで歌っています。 想像の世界ではまだ2階の床板があって、ひび割れた古い鏡が壁に掛かっているんです。 (このエリアにあるもう一つの幽霊が出そうな雰囲気のある建物、 イースト・リドルスドン・ホールでもいいかもしれません。) 埃っぽい屋根裏に1人でいるのですが、 子供が笑う声や、見えない手がおもちゃを動かしている様子や、 古い木馬がゆらゆらと揺れたりするのが良く分かります。 乳母の幽霊が、全てを消してしまった火事から 何年もの歳月が経ったことにも気付かず、 子供を探して飛び回ったりもします。

イェ・オールド・サイレント・インのCDはこちらの リンクからお買い求めいただけます。 また、こちらでは1曲ずつでもフル・アルバムでもダウンロードができます。

2013年はベックにとって忙しい年になりそうです: 「2013年にはCDを2枚リリースする予定です!! どちらも、 いままでのCDよりは少し短めの作品で、しっかりしたテーマとコンセプトがあります。 1つは冬をテーマにした曲集で、 もう1つはダークな曲を集めたもので、 私が好きなメタルバラードとかゴシック風のテーマや音を実験的にやってみようと 思っています。 どちらのプロジェクトもとっても楽しみで、 スティーブ・パーマー(「イェ・オールド・サイレント・イン」のエンジニアと共同プロデュースを担当) や友達のクリス・ギルとまた仕事をするのが楽しみです。 スティーブ・パーマーとクリス・ギルのプロジェクトで歌うのも楽しみです。」


ベックの前作は、2009年のLuminous Wings and Unseen Thingsでした。幽霊の出る庭をテーマにした16曲が収められています: Lavender’s Blue, In the Greenery, The Garden Seat, I Just Am, Siuil a Ruin, Down by the Salley Gardens, In a Secret Garden, Bushes & Briars, Old Mr. Crow, Tall, Waving Delphiniums in Storm-light, Thornfield, The Topiary Garden, She Moved Through the Faire, Weep Ye No More, Sad Fountains, ボーナストラックのMoss (Live), Thornfield (Acoustic)

 


2006年のUnfurlingは 幽霊の出る森の光と影をテーマにした16曲が収められ、 ベックのケルティック・ハープ、スタックス・ザ・ディッジマンのディジリドゥ、 ポール・ストラハンのキーボード、パイター・ハートのフィドル、 ベックの父デビッドのバルロアラーがフィーチャーされています: Dungarvan, Unfurling, Moss, Tangled In Green, Shadow of a Dream, Greensleeves, Messages In Dreams, Under Thunderous Skies, The Blacksmith, Sherbrooke Forest, The Night Will Never Stay, The Foggy Dew, Mountain Ash, and Bonus Tracks Strahany’s ‘Black’ Mix, Ethereal, Dream Beneath Trees

ここに紹介したアルバムはiTunesかベックのサイト で購入できます。

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