2011年11月16日水曜日

「驚異的で深く、奇怪で完璧な制作」: ドラウンド・イン・サウンド

9/10 from Andrzej Lukowski at ドラウンド・イン・サウンドのアンドルツェイ・ルコフスキーの評定は9/10:

Kate Bush 2011 photography by John Carder Bush

この作品で彼女は、偏質狂的に雪と冬を探求しています。その神話、そのロマンス、その暗闇、 そのリズミカルな熱狂と氷河の軋みまで。 雪のための50の言葉には、氷の世界、霜、コマドリの赤い胸、 山の眠くなるような雪景色と死、 故郷での漂流、アラスカの強風などが見えます。 しかし大部分は、思うに、雪がはかなくつかまえにくいのが愛の姿を映していると言っている レコードです。 そしてここから発するならば、この作品はエアリアルのスカイ・オブ・ハニーを 凍った世界に置き直してできた音楽作品だということができます。 … 最初の3曲の歌は30分以上にわたり、ブッシュの過去の経歴の中でも、もっとも鮮やかで もっとも捉えにくく、いくつかの点で最も美しいフレーズを聞くことができます。 ミニマルではかなげなピアノと、大きく溝をあけている沈黙のスペースによって、 これらのトラックは、降る雪と冬の闇がつくる柔らかいが抗いようのない不気味な落ちつきを映します。 … それはまた、ブッシュの恐るべきプロダクション、 正確で執拗なシンセ、スタジオを楽器として操る才能をも現しています。 … 愛のかたちエアリアル雪のための50の言葉までの 26年は、 ほんとうに彼女が完璧な作品を作り続けた時期だと言えます。 過ちを犯しがちなケイトですが、 そのピークでは並ぶものがありません。

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