2011年11月16日水曜日

「放縦な作品」: ストレンジ・シングス・アー・ハプニング

デビッド・フリント はケイト・ブッシュの新作がお好みでは無いようです。 しかし、彼はまたエアリアルが「CD2枚分の価値を持った忘れられがちな音楽」である とも言っているので、そのうちまた違う意見が聞けるかもしれません。

雪のための50の言葉については、 これから何回も聞けば、程度はともかく、まだ意見を変えることがあるかもしれません。 でも今のところは、他のライターさんが書いているような賛辞を書く気にはならないのです。 … このアルバム全体についての問題は、非常に放縦な感じで、それは必ずしも悪いものではないのですが、 あまりにも一つの方向に突き進む音楽の性質と相俟って、もうたくさん、という感じに なってしまいます。 … どの曲にもフックが無いのです。ボーカルを除けば、 良質なサウンドトラックアルバムになりそうな気がします。 しかしこの作品は、ブッシュを現在のように有名にした過去の作品の 驚くべき伝染性を持ったポップスとは全く異なります。 … 悪いアルバムではありませんが、十分に良くもない、という感じです。

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