2011年11月22日火曜日

「退屈すぎる」: デイリー・テキサン

オースティンのデイリー・テキサンのロバート・スターにはお気に召さなかったよう:

音楽というのはとても主観的な芸術で、ある人が熱狂する作品が別の人にはまったく興味のない ものだったりするのはよくあること。… ケイト・ブッシュの最新作、 雪のための50の言葉は勉強するときのBGMとか寝るときに聴く音楽としては いいかもしれないが、しっかりと聴く音楽としてはよろしくない。 だらだらと続く曲は、ときに10分を超えて、うんざりするような同じピアノのリフを 繰り返し、何か意味のありそうななさそうなわけのわからない歌詞を歌う。 タイトルトラックがその極地で、なんと雪を表すイヌイットの言葉を延々と 挙げてゆくのだ。 … 雰囲気のあるよく作られたアルバムであり、きれいな作品だが、 同時に退屈すぎて、このような前衛性が好きな人以外にはアピールしそうにない 作品である。 自分の表現性の闇に迷い込んでしまって他の人がどんなものを聞きたがっているかが 分からなくなってしまったアーティストの作品である。 それでも、ブッシュはまだ聴いてもいいと思わせるものを持っている。 雪のための50の言葉はとてもいいアルバムとはいえないが、 ブッシュがまだいい作品を作ることができることを示している。 もう少しアップテンポでリズムのいい歌を入れていたら、 もう少しお勧めしやすかったのだが。 この状態であれば、大がっかりだとしか言いようがない。

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