2024年10月28日月曜日

ポッドキャスト「トガリネズミの子」ミニソードがオンラインに

ショーンがメインで、突然登場したケイトの美しい短編アニメーション、トガリネズミの子についての短いミニエピソードを録りました。音質が悪くて申し訳ありません。自宅から離れていて、いつものセットアップが使えませんでした。トリスタンさんが制作サポートしてくれました。また、BBCラジオ4の番組「トゥデイ」でのケイトのインタビューもフルで収録されています。

ケイト・ブッシュ・ファン・ポッドキャストはiTunes、Audible、Spotify、その他のポッドキャストアプリ、たとえばPodcast AddictやTunein、あるいは下のSoundcloudからも聴けます。

雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコードが発表に

雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード

ケイトは今朝、愛のかたち(バスカビル版)とドリーミング(脱出王版)に続く、イラスト入りの再発盤シリーズの第3弾を発表しました。「雪のための50の言葉」(ポーラー版)は、予約受付を開始していて、11月15日にオンラインおよび店頭で、180gのアナログ盤ダブルアルバムとして発売されます。この作品もティモラス・ビースティーズがイラストを担当し、フィッシュピープルがデザインしていて、見開きのジャケット、テキストがエンボス加工された金属色のベルト、スリーブとステッカーがセットになっています。各レコードには、特別な雪の結晶のデザインのクリスマスカードも付属しています。ポッツォーリで印刷され、盤はケイトとジェームズ・ガスリーによる2018年のリマスターをバーニー・グルンドマンがカットした新しいラッカー盤から、レコード・インダストリーで黒ビニールでプレスされています。ケイトのサイトのhttps://music.katebush.com/buy/50-words-for-snow-polar-edition/予約注文できます。また、地元のレコード店で、予約注文をお願いすることもできます。

更新:言語学者の友人であるトリスタンさんのおかげで、ポーラー版の「ベルト」に入っているイヌクティトゥット語(カナダの主要なイヌイット語の1つ)を解読してもらえました。次のように読めるということです。ᐸᐃᐱᑎ ᐅᖃᐅᓲᑦ ᐊᐳᑎᒧᑦこれはパイピティ ウクァウスート アプティムートと発音し、大まかには「雪のための50の言葉」という意味です。さらに、ケイトのフルネームがイヌクティトゥット語ではᑲᐃᑦ ᐳᔅとなり、バンドの反対側に入っています。これで分かりました。

雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
ポーラー版アナログ盤パッケージの裏ジャケット
雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
雪のための50の言葉 イラスト付きポーラー版のアナログ・レコード
50 Words For Snow illustrated Polar Edition vinyl

2024年10月25日金曜日

ウォー・チャイルドの資金支援のための新しい短編ビデオ「トガリネズミの子」。「スノーフレーク」シングルリリース。ケイトが新しい音楽を制作予定!

「トガリネズミの子」アニメーションのスチル

今朝、素晴らしいニュースがありました。ケイトはBBCのラジオ4の番組「トゥデイ」でエマ・バーネットのインタビュー(こちらから追っかけ再生できます)を受けて、戦争の被害を受けた子供たちのために資金を集める目的で脚本監督した新しい短編ビデオの公開について発表しました。新しいアルバムを作る考えについても語っています。白黒の4分間のアニメーショントガリネズミの子は2011年発表の曲スノーフレークの短縮版で、チャリティーの「ウォー・チャイルド」のための資金を集め意識を高めることを目的としています。(ケイトの公式サイトで必ずトガリネズミの子のストーリーを必ず読んでください)。

今日、ケイトの公式サイトで「トガリネズミの子」が公開されました。視聴は無料ですが、ケイトから視聴者に向けて、紛争に巻き込まれている子供たちを支援する団体を支援することが奨励されています。ケイトは次のように述べています。「この動画を見た方は、『ウォー・チャイルド』やその他の戦争下の子どもたちを支援する慈善団体に寄付をお願いします」ウォー・チャイルドはこちらのサイトで寄付を受け付けています。ケイトがイラストレーターのジム・ケイと共に制作した短編動画は、部分的には2022年2月のロシアのウクライナ侵攻に触発されたものです。「この作品には数年前から取り組み始めました、ウクライナ戦争が勃発してから間もないころで、誰にとっても非常にショックな出来事だったと思います」とケイトは話しています。

アーティストのジム・ケイによる「トガリネズミの子」の初期のコンセプトスケッチ

「これまでは長い平和な時期が続いていたということになります。もともと女の子が主人公の短編のアニメーションを作りたいと思っていました。実際に子どもたちが戦争に巻き込まれているのです。子供たちにとってどれほど恐ろしいことかに、注意を呼びたかったのです。

「そこで、あるストーリーボードのアイデアを思いついたのですが、実際には、人間よりも生き物の方が共感できるのではないかと感じました。そうして、小さなトガリネズミの子にすることを思いつきました」紛争が子どもに与える影響について振り返って、次のように述べています。「戦争は誰にとっても恐ろしいものですが、そうした状況では非常に頼りなく感じるので民間人にとっては特に恐怖が強いものです。子供にとっては、どれほど恐ろしいものであるか、想像もつきません」

スノーフレークのラジオエディットは、デジタルシングルとしてリリースされています。

ケイトは次のように付け加えています。「私たちは皆、非常に困難な時期を過ごしてきたと思います。私たちが生きているのは暗い時代で、程度は違っても誰もが疲弊していると思います。パンデミックを経験したことは大きなショックでしたし、その闘いが終わったら、なんらかの普通の生活に移れると感じていたと思います。しかし、現実には次から次へと事変が起こり、休みなく前よりも大きい戦争が起こっているように思います」イギリスのガーディアン紙はすでにケイトのアニメーション動画に5つ星の評価を与えています。「...この衝撃的な動画を見れば、子どもたちに対しての戦争の暴力を思って泣いてしまいます」また、アニメーション「トガリネズミの子」のコンセプトアーティストであるジム・ケイは、自身の公式サイトでケイトとの仕事について書いています。

ウォー・チャイルドはこちらのサイトで寄付を受け入れています

次のアルバムについて、ケイトは新しい音楽の制作を始めることについて「とても前向き」であると付け加えています。BBCラジオ4の番組「トゥデイ」で次のように語って、追求したい「アイデアはたくさんある」と語っています。「久しぶりですが、あのクリエイティブな空間に戻るのを本当に楽しみにしています」BBレポート

短編動画を予告する昨夜のケイトのサイトのスプラッシュページ
友人のファン、トーマス・ダニングさんの腕のタトゥー。お母さん手書きの歌詞です。今回のニュースで、とても喜んでいるようです。

2022年にウクライナで戦争が勃発したので、反戦アニメーションを制作しようと考えました。特に、戦争に巻き込まれた子どもたちに注意を集めたいと思いました。

息子が子供のころに歌っていた「スノーフレーク」という歌をもとに、ストーリーボードを作りました。彼のパフォーマンスは非常に感動的だと思いますし、もともとは彼が思春期に入る前の美しいボーイソプラノを留めておこうとして曲を書いたのですが、このアニメーションの文脈の中で、心に響く新しい意味を帯びてきました。

主人公を戦争に巻き込まれた子供にしたいと思っていたので、非常にラフなストーリーボードを思いつきで作りました。

最初は人間の子供、小さな女の子にしようと思っていたのです。コーカサスコビトトガリネズミ(ウクライナに棲息するトガリネズミ)にするというアイデアに落ち着きました。小さくて頼りない小さな生き物です。人間より弱く小さい動物の方が共感が強いかもしれないと思いました。

この小さなトガリネズミは、月明かりに照らされた冬の夜に戦争で荒廃した都市を旅しますが、最初は自分の周りの巨人の世界で何が起こっているのかに気づいていませんでした。ある種の精神的な存在、すなわち「希望」によって呼ばれていることに気づきます。

そして希望を探し始めます。頼るべきは希望だけというときもあります。

ウォー・チャイルドはこちらのサイトで寄付を受け入れています(そして、ぜひケイトの公式サイトトガリネズミの子とその制作に関与した才能ある人々についてのストーリーをお読みください)

2024年10月16日水曜日

映画「ザ・レジェンド・オブ・オチ」の予告編で、愛のかたちのTOTEMリミックスが使用

映画「ザ・レジェンド・オブ・オチ」の予告編で、ケイトの曲「愛のかたち」のTOTEMリミックスバージョンがフィーチャーされていて、とてもいい感じです。クリップの開始15秒後には「猟犬」のボー辛いぜーションが始まりますが、その後でドラムとオーケストレーションで盛り上がる中、1985年のシングルでのケイトの実際のボーカルがトレーラーの中で聴こえます。TOTEM(パトリック・ブッカマンとデビッド・ジェームズ)は、2022年に放送されたテレビシリーズ「ストレンジャー・シングス」の 神秘の丘の印象的なリミックスも担当しており、ケイトは明らかにその仕事を評価しているようです。

ケイトがこの映画に魅了された理由がわかる気がしますし、「ストレンジャー・シングス」出演の子役も1人も出演しています。「ザ・レジェンド・オブ・オチ」は、イザイア・サクソンが脚本と監督を担当したアメリカのファンタジー・アドベンチャー映画で、長編映画デビュー作になります。ウィレム・デフォー、エミリー・ワトソン、フィン・ヴォルフハルト、ヘレナ・ゼンゲルが出演しています。A24配給で2025年2月28日に公開される予定です。この曲が映画のサウンドトラック(作曲家デビッド・ロングストレスが担当)に使用されるかどうかは分かっていませんが、この魅力的な映画の宣伝にケイトの有名な曲が使われているのは素晴らしいことです。予告編の音楽は作曲家のアーザイン・バルパイン(別名フレデリック・ロイド)との共同作曲でもありました。

映画会社A24のサイトで、ストーリーがこのように紹介されています。「人里離れた北の村で、幼い少女ユリは、夜は外に出ないように、そして森に隠れて棲んでいる生き物オチに気をつけるように言われて育ちました。オチの赤ちゃんが群れから離れてしまったとき、ユリは家族と再会させようとして一生の冒険に乗り出します

歌手のホールジーがニューアルバムでケイトにオマージュ

アメリカの歌手ホールジーは、2022年6月に神秘の丘をカバーしたことで知られていますが、「アイ・ネバー・ラブド・ユー」がケイト・ブッシュにインスパイアされた曲だと発表しました。このシンガーはまた、ソーシャルメディア上でケイトに視覚的なオマージュを捧げており、カンパニー誌1982年1月号の表紙に使われたクライヴ・アロースミスによるケイトの写真「ブルーガーゼ」を再現した写真を撮影しています。

この曲は、ホールジーのニューアルバム「ザ・グレート・インパーソネーター」にも収録されています。このアルバムは、彼女が影響を受けたアーティストに関連して、いろいろな時代のアーティストのインスピレーションを受けています。ホールジーはまた、この曲のリリースに合わせてフォロワーにメッセージを送り、背後にあるダークなストーリーを詳しく説明しています。「この歌には深い痛みがあります。ある女性が不幸にも緊急病棟で横たわっています。恋人が別れを告げるために現れることを期待して、なんとか持ちこたえながら待っています。しかし、彼が到着したのはあまりにも遅く、言い訳がましかったのです。彼女にぶつかった車を運転していたのは誰なのでしょう」

2024年10月14日月曜日

プログ誌の最新号で「天使と小悪魔」特集

天使と小悪魔のジャケット写真が表紙のプログ誌154号

雑誌のプログではここ数十年で何度もケイトを表紙にフィーチャーしていますが、今回はうれしいことにジェイ・マーダルによる「天使と小悪魔」のジャケット用写真が使われています。この最新号(154号)は10月18日(金)の発売で、ケイトの写真が入ったポストカード4枚も付いています。

プログの編集部からカバー特集の詳細を送ってもらいました。「今号では大評判を呼んだケイト・ブッシュの素晴らしいデビューアルバム、1978年の天使と小悪魔について探ります。ケイトのストーリー自体も非常に注目すべきものですが、当時現場にいた人たちの助けも得て、いつどのようにして素晴らしいデビューを果たしたのかを振り返っています。同時に、このカバーストーリーでは、この最も注目すべきアーティストの少女時代が実際にどのようなものであったかについての貴重な情報が得られます」

プログ誌154号の印刷版は、10月18日(金)からこちらで購入できます。プログ誌について詳しくはこちらのサイトで紹介されています。編集者のジェリー・イーウィングさんから情報提供いただきました。