2020年2月13日木曜日

スティーヴンWテイラーからケイトの近作とライブについての新情報

音楽ジャーナリストのエイニル・プラサドが ミキサー、エンジニア、プロデューサーを務めるスティーヴンWテイラーインタビューをしています。 ご存知の通りこの方は、ディレクターズカット、雪のための50の言葉、そしてビフォー・ザ・ドーンの 公演にも深く関わっています。 スティーヴンの言葉からはケイトとの仕事についてのいろいろな事実が分かりますが、 たいへん興味深いものです。 スティーヴンが最近発表したオスティナートのアルバムのパッケージには、 ステッカーで「映画のように美しく魅惑的な音の世界の旅」というケイトの言葉が見られます。

以下の引用には、雪のための50の言葉のアルバムでケイトが求めたサウンドを どうやって表現しようとしたかを語っています:

雪が降る夜の闇の中、外を歩いたらどんな感じかを想像してみました。 そこには少し異質な静寂があります。 静まり返っているだけでなく、どこかに感じるものがあります。 それを音でどうやって表現しようか、ということです。 音のテクスチャ、次元、深さを体験してもらうためにどうするか? 抽象的に聞こえるかもしれませんが、こんなことをケイトとは話し合いました。 聴いた人が歌詞や演奏に反応するだけでなく、何か特別な感覚を受けるように と彼女は考えていました。 それをサウンドでどうやって表現したらいいか? これはたいへんな難問でしたが、そんなことを実現しようとしたのです。 そんなようなことをずっと話し合っていました。

ビフォー・ザ・ドーンの公演で彼が果たした役割についても話しています:

田舎にある秘密の場所で 公演の準備のために100人ほどの人が集まって作業をしているところを訪れました。 プログラムではケイトは私に「ケイトのボーカルナビゲーター」という称号を付けてくれています。 私の役割は彼女の声のサウンドを取り扱うことでした。 公演のさまざまな場面に応じていろいろなエフェクトを調整するのが仕事です。 彼女のボーカルを処理して会場のモニターに送りました。 私は座席ではなくステージ上に陣取りました。 座席でどう聞こえているかはいちども聞いていないのです。 大事なのはそれぞれの曲に最適な音作りをすることでした。 私はイヤモニでケイト自身が聴いているのと同じ音を聴いていました。 オーディエンスが聴く音だけでなく、ケイト自身が聴く音も調整していたんです。 彼女のパフォーマンスにちょうど合った音を届けるということですね。

こちらのサイトにはインタビューの全文があってケイトとの仕事についてもさらに たくさんの内容が見られます: https://www.innerviews.org/inner/stephen-w-tayler

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