
ケイトの音楽的な「ファミリー」の長年のメンバーであり、なんといってもKTフェローシップのメンバーである偉大なベーシスト、ジョン・ギブリンが、残念ながら日曜日にチェルトナムで71歳で亡くなったニュースを受けて、たくさんの人々がショックを受け、悲しみに暮れました。ケイトとは多岐にわたる仕事をしていますが、アルバム魔物語収録のバブーシュカや呼吸での演奏に始まり、センシュアル・ワールド、レッド・シューズ、エアリアル、ディレクターズ・カット、雪のための50の言葉のアルバムでも貢献を続けていました。ジョンのケイトとの最初の共作は、1979年のピーター・ガブリエルの曲「ノー・セルフ・コントロール」でした。また、2014年のビフォー・ザ・ドーンの公演ではケイトにベースギタリストに選任されています。ケイトの作品への貢献は計り知れません。
追記:公式サイトにケイトが、友人であるジョン・ギブリンについて素敵なメッセージを発表しました:
ジョンはみんなに好かれていました。
どこを取っても本当にすばらしい人です。
誰もが一緒に仕事をしたいと思うほど演奏の腕があって、誰もが友達になりたが
るほど素敵な人でした。
もちろん私も大好きです。
40年以上にわたって親しく付き合ってきた大事な友人でした。
ともに支え合ってきたという気がする特別な存在でした。
ジョンさんと一緒にやるのは好きでしたが、それはミュージシャンとして卓越し
ているからというだけではなく、とても楽しいからです。
声に出して笑うことがよくあって、そういうときには止めようとしてもだめで、
しばらく座り込んで笑い続けたものです。
音楽の中ではいつも新しいことを求めていて、
すごいと思うのは、まるで壁を破ったように、彼にしかできないようなすごいフ
レーズを見つけるのです。
まさに歌っている感じです。
そうした姿を見るのは本当に嬉しく、刺激的でした。
素晴らしい人、そしてかけがえのないミュージシャン、渡しにとっては大事な友
人をを失ってしまいました。
これからは、もう今までの世界とは違うんだと思ってしまいます。
ケイト

プロデューサーのロバート・M・コーリッチは、「ベースギタリスト、ダブルベース奏者、アレンジャー、そしてオールラウンドのセッションミュージシャンとして驚異的な才能」と評しています。ジョンはスコットランドのベルシルにある音楽一家に生まれ、若い頃から音楽に興味を持ちました。10代の頃に様々なロックバンドやポップバンドで演奏し、そこから進歩を続けます。ジョンが最近一緒に仕事をしたバンドOsibisaのFacebookページより:
「ジョン・ギブリンさんの素晴らしい演奏能力は早い段階で注目され、すぐにピーター・ゲイブリエル、ケイト・ブッシュ、フィル・コリンズ、エリック・クラプトン、アニー・レノックスなどのミュージシャンとツアーやレコーディングをしました。シンプル・マインズのベーシストとなり、よくフレットレスベースを弾いていましたが、デレク・フォーブスに代わって3枚のアルバムで演奏した後、また以前のようにスタジオミュージシャンに戻りました。

キャリアを通して、幅広い音楽ジャンルをカバーする無数のアーティストやグループと共作しています。 その中には、ピーター・ゲイブリエル、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、ドノバン、ジュディ・ツーク、フィッシュ、マンフレッド・マン・アースバンド、ジョン・アンダーソン、ロバータ・フラック、マーク・ノップラー、ジョージ・マーティン、デビッド・シルビアン、スティング、ウェンデル・リチャードソン、ジョーン・アーマトレイディング、デイヴィッド・アーノルド、リチャード・アシュクロフト、エイジア、ビッグディッシュ、コリン・ブランストン、ブランドX、エルキー・ブルックス、ダンカン・ブラウン、サラ・ブライトマン、クリス・デ・バー、ブライアン・イーノ、エグザイル、ロバータ・フラック、アル・グリーン、スティーブ・ハーレイ、ナタリー・インブルーリア、デビッド・ノップラー、k.d.ラング、サイケデリック・ファーズ、ラルフ・マクテル、ジェリー・ラファティ、タニタ・ティカラム、スコット・ウォーカーなど、多くのアーティストがいます。
2016年のインタビューでジョンは、ケイトの復活ライブで演奏を頼まれたことの喜びを語っています。「ケイト・ブッシュさんから電話があって、『たくさんライブをやりたいんです』と、。本当に素晴らしいことでした。ケイトさんとは、1978年から一緒に仕事をしています。ケイトのバンドは、デビッド・ローズ、オマー・ハキム、ミノ・シネルという完璧なメンバーでした。私は本当に幸せなベーシストでした」。
ジョンさんの家族や友人、そして彼の死を深く悼む音楽界のすべての人々のことを想っています。
ジョン・ギブリン ー 1952年2月26日~2023年5月14日
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